生産量日本一の東根市のさくらんぼ、ひと箱をひとりじめ

2019/06/26

田舎のこと

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親戚からもらったさくらんぼは、全て私の口に入ることになった(笑)


取りに来るように言われた時、クズをくれるんだろうなと思っていたらちゃんと商品として出せる箱入りだったからちょっと恐縮した。

今でこそ、さくらんぼ=高級果物のイメージだが、子供の頃はりんごと同じくらい旬になれば日常的に食べる果物のひとつだった。

収穫期間が短く繊細なさくらんぼは地元でしか消費できなかったのが、流通が発達して宅配便で一日くらいで全国に届けられるようになると瞬く間に高価な果物になっていった。

地元でもさくらんぼは買えばやはり高い。親がまだ生きてるからこうやって貰ったりして毎年食べられるけどね。



前にのせた新幹線車内から撮った写真にたまたま写っていた、



暗くてよく見えないかもしれないけど、真ん中に写ってるのがさくらんぼのビニールハウス。さくらんぼの木をまるっと覆うから高さも幅も相当大きい。

屋根は雨を防ぐビニール、側面半分は網(ネット状)になっている。全部ビニールだとさくらんぼが潤んで(柔らかくなって)しまうから。

雨や鳥、虫からさくらんぼを守るだけでなく、より赤く色ずくように足元には反射板のようなシートが敷いてあるし、設備だけでも相当費用がかかる、それで実をもぐのも箱に詰めるのも全て人力だからさ、値段が高くなるのは想像がつくでしょ?

山形県のさくらんぼ生産量は日本一で全国の7割ほどを占め、次が北海道で、その次が山梨県とか長野県、青森県とからしい
で、市区町村別のランキングを調べてみたら古いデータしかなかったけど(おそらく上位はそんなに変わってないと思う)

1位 東根市(4.8)
2位 天童市(6.2)
3位 寒河江市(4.1)
4位 山形市(24.8)
5位 河北町(1.9)
6位 村山市(2.4)

(  )内は人口

と、6位まで山形県が占めていた。

意外だったのは、山形市が4位だったこと。街らしい風景なのは駅前くらいで私の想像より農家が多いのかもしれない。

こうやって見ると、果樹農家の数や面積にもよるだろうけど、平地で雪が多くない地域が収穫量も多くなるんだなと思った。

で、さくらんぼの収穫時期は人手がかかるから、人口の多い市区町村じゃないともダメなんだなと思った。

山形市は約248,000人、県庁所在地で中心地だから当然だけど、それでも減っている。-0.4~-2.9%の間で全ての市区町村で減少してるのに

唯一東根市だけが+0.3%上昇している。足りなくて学校を増やしてるくらいだから、やっぱりな、と思った。

「市」であっても、人口は3万人を切ってるところもいくつかあるし、あれだけ広い尾花沢市で約1.6万人というのはちょっとビックリだ。

ウチの田舎でもさくらんぼを作ってる農家はたくさんあるけど、それを継ぐ若い人がいないから減りつつある。

でも東根市は今後も生産量が増えていくだろうし、あのイケメン青年のように継いでくれる人がいれば、山形県=日本一のさくらんぼの生産地というのは維持していくんだろうと思う、そうであって欲しい。

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