老後はトカイナカで悠々自適より、都会で自力で暮らしたい

2019/07/08

言いたいこと

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数日前森永卓郎氏の【老後2000万問題「実際は6000万円必要」 定年後は「トカイナカ」で悠々自適という選択も】という記事を読んだ。

「トカイナカ」というのは、都会でもなく田舎でもない場所、具体的に言うと関東なら、神奈川県海老名市、東京都八王子市、埼玉県入間市、千葉県茂原市等、都会と田舎のメリットを同時に享受できるイメージの街のことで、

老後にトカイナカで生活すれば、

・全体的な物価が3割ほど安い

・住まいも中古物件なら数百万円で買える

・自宅の庭で野菜を作れば自給できる程度の野菜は賄える

=悠々自適ということらしい。

ウチの田舎はど田舎で「トカイナカ」ではないが、都会のスーパーで買えるものは田舎のスーパーでもほぼ買える、が、安くは無い。むしろやや高いと思う。
だから3割安い。。。っていうのは違うんじゃないかと思う。量と種類では東京が一番だし、選択の幅も広いからピンキリの値段で、買う店を選べば、やはり東京の方が安いと思う。


畑で野菜作りも、土にタネまけば収穫できるってもんじゃないからね。種や苗は買わなきゃいけない、肥料も必要だし手間と経験がないとちゃんとした野菜には育たないよ。

ウチの田舎で近所からもらう野菜はプロが作ったものだし、もらいっ放しじゃないから何かしらのお返しはする(それが付き合いってもんだから)、
だから母はこうやって貰うとスーパーで買う野菜が高いように感じるけど、決して高くはない「タダほど高いものはない」って言っている(笑)

この「トカイナカ」の記事は、夫婦二人の老後だから、おひとり様の私にはあまり合わない内容だけど、都心から離れれば賃料は安くなるのは確かにそうで、固定費の家賃を低く抑えるのは食費とかの節約よりも一番手っ取り早いコストカットなのは言えている。

でも、おひとり様はひとりで自活しなきゃいけないから、自分の足で公共交通機関で移動して用事が足せる、そういう環境で生活したい。
そこが難しいところだ。

「実際は6000万円必要」というこの数字は忘れよう。

森永氏は良いことも言うけど、ちょっとズレているところもある。昔「一ヶ月一万円生活」だったかで、大量の肉の脂身の野菜炒めか何かを食べたりして、節約して一万円以内で生活は出来ても、バランス無視の乱暴な印象だった記憶があるからだ。
その人が実践してるわけでもないことを文字通り鵜呑みにしてはいけない。

おひとり様もそうでない人も「老後は〇〇万円必要」というフレーズに振り回されないようにしよう。

シンプルに収入の範囲で生活することを考えれば良いだけのことだから。
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