3回目の緊急事態宣言以降、スーパー以外どこへも行っていない(あ、銭湯へは行った、デパ地下も素通りした、それだけ)
昨日も部屋でゴロゴロしつつ、水泳の動画を見ていたら、
水泳ティーチャーのトモキンさんが、クロールがうまい人の3つの秘密として
1.ボディーポジションが高い
2.水をつかむ感覚がある
3.体がぶれない
ということをあげていた。
1.は、水の抵抗を少なくするために体を浮かせるということで、確かに後ろから見て肩が沈んでる人は上達しない。
でも、大人になってから水泳を始めた人にとっては、一番最初にマスターしなきゃいけないのは3.だと思う。
体がぶれない=体幹がしっかりしてないと、1.2には行けない。
熱心に練習しても思うように上達しないおば様方を見ていると、水中で体がふにゃっとしている。だから手や足の動きにこだわっても進まないし、苦しくなる。
私は雪国育ちで、子供の頃からスキーに親しんできたので、単にスキーで滑るということなら10年や20年のブランクはあっても出来る(と思っている)
一度自転車が乗りこなせればずっと乗れるのと同じように。
でも、初めてスキーをやる人に教えるとなると何ひとつ頭に浮かんでこない。
相手が子供なら、まずはスキーから離れて、お尻がのっけられるくらいのビニール一枚を持って、45度くらいの傾斜の山を繰り返し滑って体で慣れ親しんでもらおう、、、とか考えるけど、相手が大人だとそうはいかない。
子供なら転げ落ちて雪まみれになってお尻がグチャグチャに濡れても楽しいけど、大人はスキーで滑れるようにならないことには楽しくないからだ。
どうしたら早く滑れるようになるか、、、、重心は下で、でも体は前傾で膝はやわらかくとか、その程度しか言葉が浮かんでこない。
水泳のほうがまだ(たいして泳げないが、もがいてるからこそ)いろいろと言葉が浮かんでくる。
それはスキーは子供の頃に自然と体で覚えてしまったからだ。
日本人が日本語をしゃべるように、呼吸が自然とできるように、「なぜ?」「どうやって?」と聞かれると言葉に詰まる。
水泳も同じだと思う。
子供の頃から泳げる人が、自然に無意識に出来てしまってることを、体の動きを言葉で伝えるのはほんと難しいと思う。
でも、大人にはその言葉が必要なんだよ。
体の軸がブレないようにするにはどうしたらいいのか?
おば様方に体幹をつくるような時間の余裕も気力もない。
でもコツは必ずあるはず。目からウロコのようなその言葉、いつも探している。