私は定年以降も働けるうちは働こうと思っている。
(もちろん、働かずに生活できればすぐにも辞めたいが)
で、年金も65歳になったら受給する!
今、さかんに70歳まで繰り下げすれば最大42%年金が増えますとか言われてるけど、増えれば税金や保険料も増えるわけで、
正味の受給額が実際どの程度の増額なのかわからないし、細かく計算する気力も無い。
繰り下げ受給の損得は、ざっくり言って、年金受給開始の遅い早いはあっても、平均寿命あたりで同額になるようになってるらしい、
その先も生きていれば(繰り下げたほうが)「お得」ということだ。
その「お得」の分岐点(年齢)は
例えば
65歳で年金受給開始した場合は、(60歳で受給開始した人に追いつくのは)75歳
70歳で年金受給開始した場合は、(65歳で受給開始した人に追いつくのは)82歳 最大42%アップ
75歳で年金受給開始した場合は、(65歳で受給開始した人に追いつくのは)87歳 最大84%アップ
らしい。
日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳らしいけど、自分がそこまで生きられるかどうかわからないし、
もらえるものは生きているうちにもらっておきたいから(笑)
老後は年金だけで暮らせるという人はほとんどいないと思うけど、だからと言って、年金なんて全然あてにできないとは思わない。
受給額の多い少ないにかかわらず、生きている間はずっともらえるんだよ。
たとえ月に1、2万円くらいだったとしても、確実にそのお金が毎月入ってくるんだよ。
あれこれ言われているけど、私は年金制度が崩壊するとも思ってない。
(未納と言われる年金は国民年金加入者が多く、サラリーマンは毎月給与から控除されるからそんなことはあまりない)
ただその仕組みをもっと若いうちから知っておくことが大事だと思う。
年金のことが気になりだしたのはここ数年のことで、もし20代、いや30代の頃に将来の受給額とか興味を持っていれば
また違ったかもな、、、、と思えて。
将来もらえるかどうかもわからない保険料が給与から引かれるなら、自分で貯金したほうがマシ、と考える人もいるかもしれない。
私もこれまで支払った保険料の総額を見ると、60歳になったらこの額を一気で貰うか、年金でもらうか選ばせて!と思ったりもするけど
社会保険ってやっぱり相互扶助なんだよ。
もしそういうものが一切なくて、国が毎年30万円支給するから、それで医療費、老後の生活費を自己管理して下さい、となったらどうする?
若いうちは病気にはなりにくいけど、重い病気や事故に合う人もいる。
老後になる前にお金を使い切ってしまう人だっているだろうし、だからって放っておくことも出来ないだろうし、自己管理というのは難しい。
ガンで亡くなった私の家族は保険料は払っていても年金は一円ももらえなかった。損得でいえば損かもしれない。
でも健康保険があったおかげで大半の医療費も3割負担で済んだ、すごく助かった。
65歳を過ぎても働けるうちは働いて、年金ももらって食べていけるならそれでいい、損得ではない。