先月帰省した日の翌日だったか、母のきょうだい(兄)である叔父が救急車で運ばれたという連絡があった。
伝え聞いたところによると朝7時頃叔父を起こそうとしたら反応はあるものの目も開けられず体も動かせずで家族が救急車を呼んで
すぐに到着したのだが、受け入れしてくれる病院が決まるまで1時間半ほどかかったらしい。
周囲の話によれば搬送される患者が高齢だと「なかなかとってくれない」という表現をしていた。
それでも隣町の総合病院に受け入れが決まって「よくとってくれた」と言っていた。
田舎でも受け入れ先が決まるまで1時間半もかかるのかという驚きと近くの病院に決まって良かったと私もほっとした。
これが山形市内の病院とかになれば行き来するだけでも家族は大変だもの。
で、病院に運ばれすぐに処置なり検査になるかと思ったらそこから長時間放置され、やっとCTを撮ったりして診断がついたのが午後7時過ぎだったと言う。
素人にわかりやすく説明するためだったかどうか(私も聞き伝えだし)わからないが「胆嚢にカビが生えた」のが原因らしい。
こういうカビ? |
治療は手術で取るのが普通らしいが、叔父は高齢のため家族の意向もあって点滴をして様子をみることになった。
叔父にはここ3、4年くらい会ってないけど、一昨年叔母(叔父の奥さん)が施設に入所してから、急にぼんやりとしだしたみたいに聞いていたので、家族で暮らしているとは言え、一番の話し相手がいなくなったのが影響したのかなと思っていた。
入院後の叔父の様子はわからないが、たぶん年明けあたりがヤバイんじゃないかとみんな内心思っていたに違いない。
が、その後何の連絡もなく、私も東京に戻り、忘れかけていた頃昨日母からLINEがあって「兄はすごく元気になったそうです、医者もびっくり、ボケてもいないしあと2週間で退院できるそうです」とあった。
私もびっくりだよ。完治したのか一時的なものかわからない。ウチの父も明日死んじゃうかもといわれて意識を取り戻したように、ぬか喜びの可能性もなくもない。
高齢になれば持病があって薬を飲んでない人などほとんどいないと思うが、叔父は(医者にはかかっても)処方された薬は一切飲まず、全部とっておいて「ほら、こんなにたまったよ」と見せていたらしい。
それで点滴の効きが良かったのだろうか??
私なんか足が痛くなってからロキソニンを半年、神経系の痛み止めを半年、計一年、日に三度飲み続けているが、これどうなんだろう?と思うよ。
歳をとると、体を守るバリアが弱くなってほんのちょっとしたことで(細菌とかバイ菌とか)重篤になる場合があるよね。若かったらその程度のことは跳ね返したものなのに加齢ってそういうことだよね。叔父の「胆嚢にカビが生えた」を聞いてそう思った。
叔父が良くなったら今年の夏は会いに行きたい。その前にこの足をなんとかしないと。