踵を1cm浮かせて、つま先(裏)を踏んで歩く
この間「骨格矯正」で施術を受けた時、途中何度か試しに歩かされるが「その場でつま先立ち出来る?」と聞かれ、即やってのけたら「出来るんだ・・・」と驚いていた。
何ならお尻エクボ体操のポーズで30秒くらいはバランスだってとることが出来る。
自分でも不思議に思うよ。膝は曲げられる、つま先立ちも出来る。なのに杖がないと歩けない、体重をかけると膝が痛い。今は痛くて室内ですら壁伝いじゃないと歩けないんだから。何で?何が原因?といつも思うよ。
治療家からそのつま先立ちの要領で痛い足で踏み出したら、最後につま先にさしかかったら踵を1cmくらい浮かせて歩いてみるように言われた。
私は意味がよくわからず、シンクロでプール際に登場する時のあのツンツンしたつま先歩きのような感じか?とやってみたが、別に痛みが軽減するわけでも歩きやすくなるわけでもない。
施術の帰り道、そして翌日の買い物の道すがらその意味を考えながら歩いた。週明けの月曜日の通勤時もそのつま先を意識しながら歩き、考えてやっと気づいた。
治療家も私の膝回りの筋肉が落ちていることはわかっている。ゆえに筋力をつけなければならないのだが、膝に痛みがあり運動したり筋トレするのは厳しいことから、どうやったら効率的に筋力をつけられるか考えたのだろう。
一番良いのは杖無しで普通に歩けること。両足で歩いて地面を踏めることだ。それが出来れば歩ける程度の筋力は取り戻せるはずだ。
けれど杖を手放すことが出来ず、痛い左足をかばい無意識に体重をかけるのを避ける動作がこびりついてしまっている。
整形外科でも同じことをやらされていたのに気が付いた
人は一歩踏み出した時、踵で着地してそのままつま先の方に体重を移動させ歩を進める。
治療家が言ってることは、その動作が最後につま先(の裏)に来た時、踵を1cmくらい浮かせる気持ちで圧をかける、つまりそこで踏め、蹴りだせ、それで体重をかけ筋力をアップさせようということなのだと思った。
そして理学療法士のKさんもこれと同じことをさせたかったんだと気がついた。まずつま先立ちを何回かしてウォーミングアップ。痛い左足で踏み出した時、上に伸び上がるような気持ちで歩を進める練習を何度もやった。
でもね(この動作の目的を理解してなかったこともあるが)上に伸び上がるを意識すると足裏全体を強く踏まなきゃと力んでしまって、痛くて出来なくて、最終的にはKさんと言い合いになって(私の膝の痛みを理解してない)険悪な雰囲気になってしまっていた。
狙う効果は同じなのに表現の違いで私には伝わらなかった。
「上に伸び上がる気持ちで」と「踵を1cmくらい浮かせる気持ちで」たったこれだけの表現の違い、、、体の動きを言葉で伝えるのって難しい。。。。
今週からそのつま先踏みを意識して歩いている。相変わらずヨタヨタだし、部分的な圧のかけ方ではあっても、痛い。筋力が低下してるから痛いのか、徐々に慣れていくものなのかまだわからないけど、とにかくやるしかない。