先週金曜日の買い物、週末に一度では買いそろえられないのでとりあえずこの日立ち寄った
これはすぐ冷蔵庫に入れる。皮は黒くなるけど常温よりは長持ちする。
それと不揃いのきゅうり一袋10本入りとキャベツ、白だしと玉ねぎ1個。もうこれだけで相当な重量だった。
ライフのプライベートブランドの「ふわふわつぶあんぱん」を買ってみた。袋の裏を見たら「ヤマザキ」だったからきっと美味しいに違いないと思って。
これで1,600円くらいだった。安いよね?豚肉が400円くらいで、後はそれなりのお値段だからか?
足も痛いのに相当な重量になった。レジ袋の持ち手が紐のように手に食い込んで辛かった。
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年齢と共に食べ物の好みが変化してきている。例えば「豆」とか。
最近実家から数年前にもらってきた豆を茹でたら美味しくて、食べ終わった後にAmazonで買った。
気温が高いせいか豆を一日水に浸しておけばふっくら大きくなり、それを茹でるだけなのですごく簡単。
そのまま食べても、キャベツやきゅうりと和えても美味しい!
珍しく品数多し |
子供の頃、豆とか豆腐とか大嫌いだった。こんな味のない物でご飯のおかずにならないじゃん。
朝から豆の入ったご飯とか出されるともうそれだけで不機嫌、ブツブツ文句を言っていた。
それが今では豆が美味しいと自ら茹でているから不思議だ。
豆を見ると山形県の民謡『最上川舟唄』の歌詞が浮ぶ。
中学の音楽の時間、先生がこの民謡の歌詞を解説後、私たち生徒に歌わせた思い出がある。その歌詞の中で記憶に残るのが二つのフレーズ。
『酒田さ行ぐさげ 達者(まめ)でろちゃ~』
『股(まっかん)大根(だいご)の塩汁煮(しょっしるに)塩(しんよ)しょっぱくて 喰らわんねっちゃ』
方言でも意味はだいたいわかるよね?
酒田に行くから達者(=元気)でいてね(お互い、いようね)
股大根がなぜしょっぱいのか?
先生の解説では、当時の保存食棒鱈(干物)と大根を煮て食べていたが、今より塩気が強かったからとのこと。
※棒鱈は山形の郷土料理、水で戻して甘辛く煮付けて食べる。正月料理のひとつ。
ウチの田舎では達者(まめ)という方言は無いので、そもそもどこが発祥なのか調べてみると左沢(あてらざわ)、あの「おしん」のロケ地だった。
「おしん」が両親と別れ、奉公先に最上川を下っていく印象的なあのシーンが浮ぶ。舟とは言い難く、丸太を括ったいかだみたいな物だったよね。
実際はどのような舟だったかわからないけど、おそらく想像するよりは簡易な、途中で岩とかにぶつかったら簡単にひっくり返るような不安定な造りだったのかもしれない。
当時は何で民謡??と思ったが、行ったこともない知らないクラシックの音楽家や楽曲名を覚えるよりずっと意味があったなと思う。
『最上川舟唄』の歌詞は、仕事で酒田まで舟を漕ぐ最上川の船頭が、残していく女性に対して想いを歌う内容となっているらしいのだが、
食い意地の張った私には達者(まめ=豆)、股大根の塩汁煮しか記憶に残らなかった(笑)
でも豆を食べることは達者(まめ)でいること、健康には良いことだと思う。