おば様は駅のスタッフに聞いて改札を通過、その後も不安気な足取りで私の前を歩いていた。
たぶん初めてなのだろう。何でそんなに迷うのだろうとふと足元のサインが目に入った。
少し先に進むと緑色の表示が消えて
おば様はそこで立ち止まっていた。声をかけようとしたが私の歩きが間に合わず、おば様はここで左側に降りたようだった。
数えきれないほど通ったこの通路だが足元のこの誘導のサインを意識して見たのはこれが初めてだった。
これ分かりにくいよね?
私が向かっている新幹線のホームには東北、山形、秋田、上越、北陸新幹線が発着する。
ならば、
緑色の誘導サインには「東北新幹線」、青色のサインには「上越、北陸新幹線」と入れた方が分かりやすいんじゃないの?
そもそもこの誘導サインがあるのは、山形、秋田新幹線は東北新幹線と連結して走るため乗車位置を間違えないようにという意味で赤色のサインで強調されているのはわかってる。
その昔、原因は記憶にないが間違って東北新幹線に乗ってしまい、福島駅に着くやいなや全力でホームを走り(大きなバッグを抱え)山形新幹線に飛び乗ったということがあった。
東北新幹線と山形新幹線は連結はしてるけど中では繋がってないから、乗車位置を間違えるとこういうことが起こる。
おば様は改札入り口の時刻表で乗車ホームの番号は確認したはず、、、なんだろうけど、足元の誘導サインを見て不安になって立ち止まってしまったのだろう。
単純に自分が乗車する「◯号車」だけを見ればいいんだろうけど、初めての人には戸惑うサインだ。