「蔵王」たる所以

2024/07/21

帰省

t f B! P L

駅構内の案内表示って駅が大きいほどたくさんあって、分かりやすいようで分かりにくいよね。

多ければ良いわけでもないし、誰もが分かりやすい表示って難しい。

そういう意味では上野駅の新幹線通路のあのサインは必要最小限のシンプルでベストな表示なのかも、、、と考え直したりして。。。

寝坊するのを恐れほぼ徹夜の状態で乗った朝イチの新幹線。

座席に着くなり朝食のおにぎりをお腹いっぱいに食べたのに一向に眠くならず困った。


冊子を手に取るもパラパラめくって終了。ぼ〜っとしていると、突如「ざおう」の文字が頭に浮かんだ。

え、「ざおう」って漢字でどう書くんだっけ(笑)

「おう」は「王」だけど「ざ」って、、、「蔵」だった???

ネットの検索に「ざおう」と入れると「蔵王」と変換された。

年齢的なド忘れだが「蔵」「クラ」か「ゾウ」としか読まないのに、なぜ「ザ」と当てはめるのか不思議に思った。

それに山の名前に「王」がつくのはなんとなくすごいし、他にもそういう山があるのだろうか?

調べてみると「蔵王」と口にしているが正しくは「蔵王山(ざおうざん)」で昭和6年頃からそう呼ばれていたらしい。

では「蔵王」の意味はというと修験道の神である蔵王権現のことで

蔵王という名のつく山や蔵王権現を祀っている神社は日本各地にあるらしい。

歴史好きなのでさらに調べていくと蔵王権現はインドに起源を持たない日本独自の神だそう。

じゃあどんな神様なのか、、、歴史や仏教用語って難しいね、だんだん煮詰まって頭に入らなくなってきた(笑)

蔵王権現の姿はベジータの怒髪天のような形相で片足立でかなり勇ましい。

母の実家近くの小さな神社を近所の人は「ごんげんさま」と呼んでいた。

何の神様かはわからないけど、山岳信仰の神様を祀っていたんだろうなと、今やっと「ごんげん」の意味がわかった。

話はそれるけど、母の実家では男子が中学生くらいになると祖父がその子を連れて数日間かけて徒歩で月山まで往復したらしい。

宗教的な意味があったのか単に家の慣わしだったのか、、、一人前になるための試練だったのは間違いないと思う。

そういえば母の叔父は山伏だった。白装束で頭も白い布で独特な巻き方をして、ほら貝も見せてもらったな、うっすらとした記憶だけど、子供心にも胡散臭い人だな、と感じたことは覚えている(笑)

今度母に聞いてみよう、、、、

なんて、、、「蔵王」のド忘れから、あれこれ思索したけど、結局一睡も出来ず、いつもよりずっと長く感じた移動だったなあ。


 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ