髪の毛がまとまらない、また美容室難民か?
ダメかもしれないと思いつつ、でも行ってみなきゃわからないし(電話番号がのってない)、あきらめがつかなかったから。
ガラス張りの店の前を行っては戻りを2回繰り返し、意を決してドアを開けた。
不思議なものでどちらかというと心配性で悲観的に考えがちなタイプなのに、店のドアを開け私が「男性だけですか?」と聞く瞬間まで、店主は戸惑いながらも「いいですよ」と答えてくれる図を予想していた(笑)
しかし、現実は首を横に振られダメだった。。。
◇
「理容室」は、女性客を対象としていないところがほとんどだ。
そもそも「理容室」と「美容室」の違は何なのか、調べてもピンとくる説明が見つけられなかった。
・ 美容とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること をいう。
・ 理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。
「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の・・・」これはイッコーさんがすぐに浮かんだ。でもまだしっくり来ない。
理容=床屋さんでは顔そりが出来るけど、美容室では出来ないとか、それぞれ出来ることと出来ないこと、業容の範囲が違うのはわかる。
でもイマイチやっぱりわからない。私はこのまとまらない髪の毛はカット技術によるもの、理容師さんのほうがカットが上手いんじゃないかと単純に思いついて行動しただけなのだが、
そこで「理容師 美容師 カット技術」で検索したところ、ヤフーの知恵袋でドンピシャな回答を見つけた。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1247345452
『カット技術だけで言えば理容師さんの方が上、でも理容師さんのカットは奇麗過ぎて、洋服でも着崩した方がオシャレだったりするように、 理容師は感覚的に、崩す事が出来ない人が殆どで、奇麗に切り過ぎる』
というものだった。
ああ、それが「容姿を美しくする」と「容姿を整える」の違いなんだと納得。
私が突撃して玉砕したその理容室は、ドア二枚くらいの間口の小さな店で手前から奥に施術用のイスが3台並んでいて、倒すとその後ろは通れないくらいで、どう撮ったらあんなに広く映るのか?というくらいに狭かった。
そこに理容師の男性が3人並んで作業をしていたのだが、理容師=白い上着を着たおじさんみたいなイメージではなく、
3、40代くらいの肌の色がかなりこんがりと焼けた私服姿だった。で、頭を見ると、横がシャープに刈り込まれたスタイルで(今風に)、おしゃれでカッコよかった!
確かに「整える」だと思った。
日本泳法みたいに「型」があってとことんその形を忠実に守るようなものなのだろう。だから女性客を対象としないのは、ここはこうして、ああしてみたいなニュアンス的なアレンジはには向かない、したくないからなのかもしれない。
でも、髪の毛がまっすぐでボブカットみたいなスタイルを希望するなら、女性でも理容室はアリなんじゃないかと思う。
ヤフーの知恵袋の回答の最後にもあった、
『あの技術で、崩す事が出来たら床屋さんに若い男性客が戻ってくる可能性はあると思います』
そのお店は(崩してるかどうかわからないけど)新しい(しかも低価格の)感覚の理容室に見えた。
行きたかったけど女性はダメって言われたからな。。。また探さなきゃ