なのにお父さんはその補聴器が気に入らないらしく、ほとんど使ってなくて、ある時、補聴器から糸くずみたいなのがぴろっと出てたからハサミでパチンと切ったんだって。
それは糸くずじゃなくて、音を受信するアンテナみたいなもので、切り落としてしまったから何の役にも立たなくなってしまった!と同僚が嘆いていた(笑)
私はその時まで補聴器ってそんなに高価なものだとは知らなくて、いいヤツを買ってあげたんだろうなと思っていた。
で、母の耳が遠くなって、補聴器の値段はどの程度なのか調べてみたら、高いんだね、びっくりした。
一台(片耳)で平均15万円くらいのを購入することが多いらしい。その上の50万円、100万円というのもあるから、同僚が買ってあげた補聴器は平均の倍の価格とはいえ、バカ高いわけではなかった。
母の耳が遠くなる、75歳以上の加齢性難聴は7割以上
で、補聴器で検索してると、東京都では(市区町村によるが)購入時に助成金(補助金)が出ることがわかった。年齢や収入、医師の証明とかいろいろ条件があるけど、2万円くらいは出してくれるみたい。
じゃぁ、ウチの田舎はどうなのかと調べてみたら助成金は出ないみたいだった。
でも議事録の議員の発言のひとつに「難聴は人とのコミュニケーションが取りにくくなり抑うつ状態になったり、孤立など悪循環をひきおこしている。障害者と認定されない難聴者(児)の補聴器購入に助成を」というのがあった。
親戚の叔父さんの場合はこれに近い、聞こえなくて悪口を言われてると思い込んでいる。耳が遠いからと素直に言えず、次第に口数も減っていく。。。補聴器をつけないのは叔父さんのプライドが許さないためなのかわからないが、
同僚のお父さんの場合は、期待したほどよく聞こえないというか違和感があって気に入らないらしい。イトコのお母さんもそうだったみたいで、どんなに高価でも今まで聞こえていたようには聞こえないのかもしれない。そこだよね、問題は。
母は補聴器のことなんて考えてもいないだろうけど、会話していて、相手から「ん?」みたな顔をされたら、耳が遠くて聞こえないんです、大きな声でもう一度言って下さい、って言うように言っておこう。
聞こえないのに(聞き返すのが申し訳ないと思って)聞こえてるフリをすると誤解を招くこともあるだろうから。それで、やっぱり聞こえないのは不便だと本人が思ったら考えることにしよう。