泳いだ後の心地よい疲労感

2019/11/21

プール

t f B! P L

外の風は冷たいし、日が暮れるのも早く夜は寒いけど、日中はまだまだ暖かく職場ではまだ半袖(厚地だけど)を着ている。

そういう季節の変わり目なせいか、半月ほど前に引きかけた風邪がイマイチ良くならない。市販薬を飲んで、龍角散を口に放り込んで自力で治したぜ! と思っていたが、その後も微妙に喉の痛みが続き、ハナも出るしでなんとなく調子が悪い。

だからといって、早退して会社を出たとたんになんともなくなるから不思議だ(笑)
昨日もそんな一日で有休も残っていたので早退してプールへ行った。

平日の午後に泳ぐことはほとんど無く、ひょっとしておば様方で混雑してるかもと予測、 メンバーの大半がすづ、はずじゅうがメインだから(笑)
だからサクっと疲れない程度に泳いで早めに帰宅するつもりでいたのだが、プールがかなり空いていたのと、体も軽くスイスイ気分よく泳げたのでつい夕方までいてしまった。

泳いだり潜ったりしながら、ふとドS先生のことを思い出した。
言い方が辛辣で、指導を受けても泳げず水中でもがくおば様方に対しても容赦なく。私も心が何度折れたことか。

部活じゃないし、競泳選手になるわけじゃなし、お金を払って習っているのだから、客なんだから、もうちょっと優しい言い方なり接し方があるだろうにと当時は思っていたが、

今はドS先生の気持ちがわかる。

 体の動きを言葉で教えるのは難しい、でも教わるこっちはコツをつかみたくて言葉を求めてしまう。
その人にとってしっくり、ぴったりくる言葉、表現で説明するというのは逆の立場で考えても本当に難しいことだと思う。 

長く生きてきたおば様方の年齢で上達するには本人の相当な努力が必要だ。
がむしゃらに繰り返し泳いで体でコツをつかんでいくのもひとつ、
教わったことを理解して忠実に体を動かすのもひとつ、
上手な泳ぎをする人と自分の違いは何かを観察するのもひとつ、 

そうやってもがきながら必死にやってる人のことは、ドS先生はよく見ていた。

で、上手く出来たりすると「今の良かったじゃない!」とすごくホメてくれる。
ドSとは別人のごとくだ。 

たぶん、ただ口を開けてエサを運んでくる親鳥を待つだけのヒナみたいな姿勢はドS先生は嫌いだったんだと思う。

歳をとればとるだけ、長く陸上生活で染みついた手足の動きのクセを取るのは難しいとも言っていた。

当時私と一緒に教わっていたおば様がいるんだけど、熱心に練習を続けている今もその頃から泳ぎのフォームは1mmも変わってはいない。

 それでも「注意されるってことは、まだ教えがいがあるってことだわ」とすごく前向きな人なのだ、が、現実は厳しい。 

たとえウソでも、手の動きが前よりは良くなったわよ、とか言ってあげれば励みにもなると思うのだが、そこは性分がドSで曲げられないから皮肉たっぷりな言い方になってしまう。 

でも繰り返し繰り返し、何年やったとして上達は望めないというのも見ているとわかる。

だって、どうすれば?と質問しながらもおば様方は先生の言うことを聞いてるようで聞いてないんだもの。 

私は自分の好きなように泳げればそれでいいと思ってる。楽しく、ストレスなく好きなようにプールで過ごせればそれでいいじゃん、と。
だからドS先生のレッスンは2度くらいしか参加しなかった、心が折れるから。

でもお元気なのかなぁ、と時々気になる。

よく泳げた日は「だるい」のとは違う、心地よい疲労感がある。だから昨日は帰宅後、夕飯を食べてたらもうウトウトして早めに就寝。 ぐっすり眠れた。

出来ればプールはずっと続けたい。
プールは楽しい!

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ