プールで泳ぐ前にまずは腹ごしらえ。ここも約2ヶ月ぶりだ。
いつもならおば様方でにぎわってるプールが意外と少なかった。まだ自粛が解除されて間もないから用心してるのかもしれないし、雨という天気のせいもあるかもしれない。
顔見知りのおば様に声をかけると、この2ヶ月間家にいて外出しないという習慣が身についてしまって、出かけるのが億劫になってるというのもあるかもね、とのこと。
実際このおば様は足の調子が良くないらしいのだが、億劫でも歩いてプールに来るとむくみがとれるので雨だけどがんばって来たのよ、と言っていた。
◇
泳ぎ終えて外に出ると、予想より激しい雨で予定を変えまっすぐ帰宅することにした。
自粛が解除されたとは言え、電車や駅の中、デパート、商業ビルと行く先々で、マスクと手の消毒にご協力して下さい、人との間隔を空けて下さいとアナウンスされる。
まあそれはわかってる。やるよ、ちゃんとやる、やってるよ。
いまだに、時差出勤にご協力して下さい、リモートワークにご協力ください、とアナウンスされる。
自粛中は都知事もさかんに言っていたし、ウチの近所では区の宣伝カーみたいなのが毎日その録音を流しながら走っていた。
でも、時差出勤やリモートワークは自分の意志ではできないんだよ。
まず絶対にそれが出来ない業種があるし、出来るとしても会社側がその体制をとってくれなければ雇用されてる身としては、自分で自由には決められない。
だからそのアナウンスを耳にするたびに、個人にじゃなく会社に言ってよ、と思っていた。
リモートワークをしてる企業は〇%です、とかニュースでやってたけど、その統計ってどうやって調べてるの?
統計がとれるってことは何かに登録している会社だろうからそれなりの規模の会社であって、大小かかわらず端から端まで集計してるわけじゃないでしょ?
今年のボーナスは〇ヶ月分でした、というニュースもいったいどこから統計をとってるの?と思う。
いかにもこれが世の中の平均です、みたいな雰囲気だしてるけど、違うでしょ?
合ってるのは公務員の平均賞与くらいでしょ?
話がそれたけど、そういう危機管理は企業がすべきなんだろうけど、それを促すのも国だと思うし、アナウンスの方向は個に対してじゃないと思うな。