5月連休に帰省の予定だったので、山形新幹線の指定席券の予約を「えきねっと」からしようとしたら画面が変わっているのに気がついた。
(右側の「きっぷで乗車」の意味わかります?) |
これまでもスマホをタッチして新幹線の改札をくぐれる「モバイルえきねっと」なるものがあったが、これはそれに対応したスマホじゃないと出来なかったのが、
「eチケット」だと改札でカードをタッチすればチケットレスでくぐれるようになったのだと思った。
でも予約画面を見ていろんな疑問が頭に浮かんできた。
1.まず何でこの予約画面が割引の「トクだ値」とそうではない単に普通座席の予約のみの2つに分かれているのかわからなかった。
なぜ2つに分ける必要がある?
2.それと今後のえきねっとでの予約は、クレジット機能のついたSuicaじゃないとダメなんだろうか?
3.私は別にカードでタッチアンドGo!のチケットレスじゃなく、これまで通り、「えきねっと」で予約、駅の券売機で受け取って、チケットを持って乗りたいが可能なのか?
特に3.をハッキリさせたくて、みどりの窓口で3回駅を変えて聞き、駅員さんにも聞き、えきねっとにも電話して聞いたが(しつこいね)、やっぱりよくわからなかった。
最初のみどりの窓口では「予約する時に最初にSuicaのバーコードの登録が必要なんですよ」と言われ「でも、登録せずにえきねっとでちゃんとトクだ値の予約はできましたよ」と返すと「あ、出来るんですか。。。」という反応で
みんなそれぞれ言うことが微妙に違っていて、当時は説明できるほど理解してる人はいない印象だった。
「これまで通りネットで予約、券売機で取り出して使えますよね?」と聞くと歯切れが悪くなり、○か×かを知りたい私には納得できなかった。
電話での問い合わせ時にも「出来ますけども」と言いながら、それではお客様の利便性が。。。みたいな言葉が続き声が小さくなる。
さすがに「出来ますけども、何なんですか?どっちなんですかハッキリして下さい」とは言えなかった。
これが4月頃の出来事。
結局コロナの自粛で5月連休は帰省せずキャンセルしたので「eチケット」は使わずじまいとなった。
ここまでの調べで、タッチアンドGoにはSuicaの裏面のバーコードの登録が必要なのがわかった。
そして6月の帰省時、3月と同様に予約、タッチアンドGoで改札がくぐれる、Suicaの裏のバーコードは登録しなかった。
券売機で切符を取り出すつもりだったから。
ところが、そのバーコードを登録しろメールがひっきりなしに入ってくるので、根負けしてとりあえず登録した。
朝イチの出発だと時間が無いから焦るけど、6月は午後の出発だったからとりあえずタッチアンドGoで改札をくぐることにした。
そうやって最寄り駅から普段使ってるSuicaで入って、新幹線乗車駅の上野駅の改札をくぐる前、駅員のお姉さんに質問した。
「すっごく田舎の駅で降りるんですけど、Suicaがタッチできる自動改札じゃなかったような気がするんですけど、そういう時どうしたらいいですか?」と。
お姉さんは即答できず、近くにいた駅員のお兄さん2人を招集、話し合いの結果「そういう時は駅改札の窓口で言って下さい、読み込んで確認できますから」と。
なるほどね、東京と同じ対応が出来るわけだ。
以前から山形駅新幹線ホームのコンビニではSuicaで買い物できたけど、在来線の改札をタッチして乗車用には使えなかった、去年の暮まではそうだったと記憶してたから心配だった。
「eチケット」だと切符を持たないから、乗車証明するには指定席予約のメールを見せるしかないのかなとか考えていたから。
そうやって無事に帰省できたわけだけど、「eチケット」を実体験してわかったことは、
◆
・「えきねっと」で予約する場合、クレジットカードの登録は必須(以前と変わらず)、「eチケット」を利用するにはSuicaの裏面のバーコードの登録が必要(クレジットカード付帯である必要はない)単にそのバーコードが必要なだけ
・「えきねっと」で新幹線のチケットの予約が成立すると、即クレジットカードの決済になる。(以前はその予約したチケットを実際に使った時だったから、変更、変更で使う時は面倒かも)と同時に乗車する車両、座席番号が記載されたメールが送られてくる。
・予約した新幹線の乗車直前まで(改札をくぐるまで)何度かその時間、車両、座席のお知らせがメールされてくる(止めることも可)
◆
「eチケット」は想像通りのタッチアンドGoで、スマホとSuicaがあれば乗車出来るので便利だし、キャッシュレス、チケットレスの流れから言えば当然だと思う。
じゃあお得か?というと、否かな。
みみっちい話だけど、「eチケット」導入前の「えきねっと」で購入する「トクだ値」(=割引切符)の乗車券は「東京都区内」から有効だったのが、「eチケット」は新幹線の発着駅からなので都内でもそれ以外の駅の乗降りは別途運賃がかかってくる。
「えきねっと」の予約画面は以前は1列だったのが、2列になっていて左側が「トクだ値」を含んだ指定席予約用、右側が(おそらくだけど)新幹線乗車駅ではない駅で乗車、下車する場合の乗車券が買える用なんだろうと思う。(例えば、東京駅乗車、山辺駅下車みたいな場合は)
東京駅→山形駅はeチケット購入で、そこから在来線で山辺駅までは普通乗車券を買う。で、Suicaのバーコードを登録すれば、それ一枚で改札をくぐれて、タッチアンドGoならいちいち券売機で買わずに済んで便利でしょ、ということだろう。
なぜ2列必要なのかすぐには理解できなかった、3月頃に見た「えきねっと」の画面よりはやや違ってる気がするのは、やっぱりわかりにくかったから少し変えたんじゃないのかな?
今でもやっぱりわかりにくいよ、実際そういう操作をやってみないと、こうだよとは断言できない。
「eチケット」が便利かどうかは利用者によると思う。
私は昭和の人間なのでやっぱり切符があった方が安心する。
メール見るより切符には全部情報乗ってるし、それと、家族が入院しいた時のように頻繁に予約やキャンセルを繰り返し期限ギリギリまで変更、活用する場合は使った時にクレジットカードから落ちたほうがわかりやすい。
でも一方では、
予約して券売機から取り出すにしても、そこに並んでる人がいて乗車時間に間に合うかハラハラするよりはチケットレスのほうが便利だなとも思う。(時間に追われて山形駅で乗車する時はこういうことが多かった)
肝心の「これまで同様に券売機から取り出して切符で乗れるか」については、パンフレットの後ろにあった。
(以前と変わらず券売機で切符を取り出して使えるってことだ) |
バーコードを登録したSuicaを忘れたり、紛失する場合だったあるから当然だよね。
だから、Suica裏面のバーコードを登録しなくても、「えきねっと」の予約は出来るし(実験済)、(まだやってはいないけど)これまで通り券売機から切符を取り出しての乗車は可能だと思うよ。
ただ「タッチアンドGoで行きたい場合は、Suicaの裏面のバーコード登録は必須」ということ。
JR東日本は「eチケット」はチケットレスで、タッチアンドGoで乗れ、乗車直前までの変更が可能な利便性をアピールしてるけど、
従来通り「えきねっと」で予約でも直前までの変更は可能だし、券売機で切符を取り出す時、絶対この予約で乗る!というタイミングで取り出せば良いわけで、何がなんでも「eチケット」じゃなくてもいいんじゃないの。
時代の流れだからついていくしかないし、慣れだとも思う。
でも「eチケット」は必ずしもお得とは限らないからよく考えて使わないと。