またあのマロンデニッシュのセットが食べたくなって「ヴィ・ド・フランス」に立ち寄ろうとしたら、まだモーニングメニューだった。
そうか、時間帯によってメニューが違うんだ。
4つのモーニングメニューのうち、サンドイッチのセットが売り切れだった。確かにね、私も食べるとしたらこれを選ぶ。
このセットに追加でヨーグルトかバナナ、ゆで卵のどれかひとつ選べるんだ!
かなりお得じゃない?
立ち食いソバの鰹出汁の匂いにも食欲がわくけど、パンとコーヒーもいいね。次は食べてみたい。
◇
久しぶりにフジTVの「ザ・ノンフィクション」を見た。重い、暗いテーマは悲しくなるので最近ずっと見ていなかったが、
この日は「ボクのおうちに来ませんか ~モバイルハウスで見る夢~」最初の15分くらい見逃してしまったが、そうBライフの話だ。
主役は若者二人、ひとりは小型トラックの荷台に小さな家をつくり、もうひとりは電話ボックスくらいの箱をリヤカーにのせた(昔寝太郎さんが作っていたような)モバイルハウスだ。
都会で高い家賃を払い生活費を得るためにあくせく働くより、自分の好きなことをしてのんびり、ゆったり暮らしたくて始めたモバイルハウス生活。
リヤカーの彼には最近自由が丘に35年ローンでマンションを買った彼女がいる。そこに遊びに行ってしばらく帰ってこなくなる。
そりゃそうだ、新しくてきれいで快適、冷たい川の水で震えながら体を洗う必要もなく、毎日温かいお風呂に浸かれる。。。。
でもその生活を維持するためには働かねばならない。。。
一方トラックの彼はなかなか戻って来ないリヤカーの彼を気にしつつ、仕事を兼ね実家に帰省する。
実家は大きく立派な建物で周囲の環境も良く、父は脳外科医という家庭だった。
お母さんも品が良くて、スタッフに息子のことを聞かれ「愛してあげようと思ってる」というようなことを言っていたな。深いなあと思った。
帰り際、トラックの彼は子供の頃、〇〇くんの家は医者だからいいよね、みたいに言われるのが嫌だったとポツリと言っていた。
リヤカーの彼もたぶんちゃんとした実家があると思う。二人とも「実家」という最後のセーフティネットがあるからこういう生活をしていられるというのはあると思う。
もしも、自分が働いてしっかりしないと親の生活が危うい、、、、という状況であればモバイルハウスの選択はないんじゃないのかな。
世間体など気にせず、その人が幸せならそれでいいし、やらずに後悔するより、やってみたいことはやったほうがいいと思う。
モバイルハウスや山の中のBライフほどではないにしても、30年以上ものローンを背負って家を買って生活に追われるよりは、コンパクトな住まいでローコストな暮らしの方が私もいいな思う。
今さら家は買えないので、賃貸でそこそこの暮らしが出来ればいいというか。
あの田舎暮らしのかっちゃんは手作りの小屋でガスや水道は引いてないけど、井戸はあるし電気もひいてある。洗濯機もシャワーも設置したし、最近はクーラーもつけていた。多少の不便はあるだろうけどほとんど普通の家と変わらない。
そして何より結婚をした!お嫁さんは自家用車を持ってるので移動も買い物も楽くになった。
明日何が起こるかなんて誰にもわからないし、それで自分の考えや行動だって変わるかもしれない。
モバイルハウスの二人が暮らしていたのは神奈川県相模原市の綱子(つなご)という、わずか11世帯しかない集落で、まあ田舎の風景なんだけど、
そこにオフグリッド生活をしてる芸術家の人がいて、誰でも無料で使っていいよとキッチンを開放していて、二人はそこに毎日行って食事を作って食べていた。
こういう場があると助かるよね、自前だとかまどやら鍋やら薪とか水を汲んだりとか大変だだけど、そこへ行けば一式あって、自炊が出来て誰かがいておしゃべりも出来るのは。
ベースがあってのモバイルハウスなら悪くないかなとも思うけど、持ち家とは言わないから私はやっぱり普通に自分の部屋がある都会のBライフ、低空飛行だな。