親戚付き合いといつか必ずやってくるその日

2021/03/28

田舎のこと 両親のこと

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 父のことで普段は連絡することのない親戚に電話をするのは気が重かった。


母方の親戚はそれなりに接する機会はあっても、父方の親戚は、ほぼ無かったからだ(宮殿の叔母を除いて)


なぜなら、好きじゃなかったから。

だからって、明日死んじゃうかもしれないと知らされて、本当に死んじゃって、実は死んじゃいました、というのが最初の一報ではさすがにダメだと思ったから。


伝える内容も、どう反応されるのかも気が重いし、私自身予想外に動揺してしまって、電話をかける順番を宮殿の叔母を一番目に、苦手な親戚を最後にした。


宮殿の叔母には大泣きしてしてしまったし、次の親戚にも話しているうちに泣いてしまった。


そしていよいよ最後の親戚に電話をしたら、一番話したくない奴が電話に出て、

電話などかけることのない私が突然電話したことで察したのか、

まだひと言もしゃべってないのに「っていうことは、どっちかに何かあったっていうことだね?どっち?」と。


そんな反応のしかたってある!?


「ふ~みん、しばらくだね、突然どうしたの?何かあった?」ならわかるけど。もう涙もひっこんだよ。


後日、父の意識が戻ったことを知らせた後に奴から母に電話があった。


意識は戻ってもどの程度なのか面会出来ないからわからないし、電話をしても看護師さんはけんもほろろの対応で知るすべがないからそれ以上のことは母もなんとも言いようがないのだが、

それに対して奴から「そんなんじゃダメだよ、面会できなくても、医者でもその上の院長でも会ってとことん聞いてこなきゃダメだ」と言われたらしい。


そんなの家族が入院した経験が無いから言えることだ。

家族の長い入院は人質にとられているようなもの。ベッドの上から動けず、看護師さんの手を借りなければ一日も過ごせないのだから、家族を守るためにはそんな言動は出来ないよ。


父方じゃなくても親戚付き合いって煩わしく感じる。


青猫さんのお父さんが亡くなって葬儀となった時、親戚の叔母さんが、家族で(お父さんを式場に移動させずに)家から旅立たせてあげましょうと言ってくれた。

親を見送るのは一生に一度のこと、しかもそれはあまりにも突然のことで、混乱していた青猫さんにとっては救いだったんじゃないのかな。




親戚とはほとんど交流もなく、良好な関係ではなかったのかもしれないけど、辛い大変な時に寄り添ってくれて良かったなと。


家を買ってお父さんと一緒に住んで、その期間が短かったのは残念だったけれど青猫さんは立派だったと思う。


未婚子なしの私、今だ何ら親孝行のひとつ出来ぬまま、でも親を見送るその日は必ずやってくる。


どうなるんだろう、ちゃんとできるんだろうか?


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