両膝にステロイド注射をしてもらった

2022/06/19

日常

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すぐに膝の痛みをとるにはどういう処置をしてもらえばいいのか?

そう考えた時、頭に浮かんだのは「痛み止めの注射」だった。

でも、それは例えばケガをしたアスリートが競技のため、その短時間のために使うようなイメージしかなかった。

数時間しか効かないとかなら、それでは困る。。。。


調べてみると痛みをとるには「ブロック注射」「ステロイド注射」膝の場合は「ヒアルロン酸注射」があるのがわかった。


「ブロック注射」はよくわからないが、この切羽詰まった状況で慌てて病院を検索して調べて、行ったこともないその場所にこの足で行くのはやっぱりハードルが高いしすぐにやってもらえるものかどうかもわからない。

「ヒアルロン酸注射」はニュアンスが違うし、となると「ステロイド注射」しかないと思った。

もしあのクリニックでやってもらうなら、医師は金曜日までしかいない。

明日歩いていけるだろうか、私の希望通りにしてくれるだろうかと悩んだ。

そして当日の午後まで悩んでクリニックに電話を入れた

「膝が痛くて歩けない、ステロイド注射を打ってもらうのは可能ですか?」と。受付の人の返答は「医師が診断すれば出来ると思います」だった。

そりゃそうだよね。

とにかく今日行くしかない!翌日だって足の痛さは変わらない、どうやってでも行くしかないと決めた。


膝に注射は人生初、怖いけどこの痛みから解放されたい

すぐにタクシーを呼び、傘を杖替わりにマンション1階まで下りた。火事場の馬鹿力じゃないけど気合が入ると何とかなるもんだね。

すごく親切な運転手さんでクリニックの玄関前に車をつけてくれた。

クリニックへ行くと受付の人が

「あ~ら、ふ~みんさん、この間までお元気だったのに・・・・」と言う、


(全然元気じゃないから、足引きずっていたし、この4ヶ月間すごく耐えていたんだから、先生うなるばかりで診断してくれないし、じゃあこうしようとか言ってくれないし・・・)


診察室に入り

ふ「膝が痛くて歩けないし何もできないんです、会社も一週間休んでしまったし、この痛みをとって欲しいのでステロイド注射してもらえませんか?」と言うと。


医「そんなに痛いの~、そこに横になってみて」と診察台に寝るように促す。


そして股関節のチェックを始めた。足が痛くなって最初に診察を受けた時は(麻痺してたのか)どう押されても痛くなかったけど、今は痛い。

で、口でも「痛い!」って言ってるのにギューギュー押すのでちょっと腹が立った。足の付け根が痛くなってまた後を引くじゃないか!


そして痛い左足の膝を触り

医「腫れてないし、水も溜まってないな」と言う(嫌な予感がした)


次に右膝を触って(こっちの膝は痛くないし、だから歩けているんだけど)


医「こっちは水が溜まってるなあ」


医師は水(関節液)を抜くのが好きなのだ。


そして私の過去のレントゲンをもう一度見直して(数年前、変形性膝関節症と診断されたことがあったが、膝の骨はなんともなく隙間もあって「予想よりきれいだ」と言われた)


医「きれいなんだけどなあ」と首を何度も傾げた。


膝の骨は何ともなくても、レントゲンには映らない中で何が起こってるかはわからない。それを調べるにはMRIなり撮って原因を見つけ、治療となるところを痛いから患者からステロイド注射して欲しいと言われ、ホイホイとするわけにはいかないのはわかる。


左右両膝にステロイド注射、しかも右足は水も抜いて

とにかく「ステロイド注射」を打ってくれることになった。

ビビりな私としては膝に注射針なんて考えただけで怖くて仕方がない。しかも痛い左膝だけかと思い込んでいたら、右膝にも打つという、しかも水を抜いた後。。。。

水を抜く?!

診察台に仰向けに寝かされた。


ふ「先生、膝に針って人生初なんですよ、もう怖くて痛いですよね?もし暴れたらすいません」


医「大丈夫だよ~、歯医者の麻酔注射くらいだから~」


ふ「右膝の水を抜いてからステロイド注射ってことは2回刺すんですか?」


医「一回だよ~」


そして暴れたらすいません、大丈夫だよ、のやり取りをもう一度繰り返した。


寝てるので膝は見えない。


医師が左膝を脱脂綿でアルコール消毒をする。あ、いよいよだ、と身構える。泣くわけにもいかないし。


針を刺された瞬間は確かに歯医者の麻酔注射の感じに近い(今の歯医者の麻酔は進化してほとんど痛くないけどね)が、腕の注射と違って針が深くまで刺される感覚があった。


左膝の注射が終わって、次は右膝、診察台に寝る上下の位置を変えた。

水を抜くというのもこれも人生初だから


そして暴れたらすいません、大丈夫だよ、のやり取りをまた繰り返した。


右膝はアルコール消毒までは同じだけど、針を刺された感触は左とは違ってもっと痛かった、たぶん水を抜くために針が太いんだと思う。そして針はそのままでステロイドを入れる時も押し込まれる感じがして痛かった。


そして医師は得意げにその抜いた水を見せてくれた。約10CC、黄色い透明な色だった。これが普通の関節液の色らしい。


痛み止めは効かなくても飲むように言われた

注射が終わると

医師が「これ即効性があるから、痛くないから歩いてみて」と言う


そう言われると、そうなのかと思うせいか、確かに痛みが取れたような気がして「そうですね」とは言ったものの、次の瞬間には痛みは何も変わってなかったのに気づいた。


「痛み止め(ロキソニン)はまだある?」と聞くので


正直に「実はほとんど効かないような気がして最近飲んでないんです」と言ったら、


いつの間にか受付の人も来ていて二人から


「でも飲んだほうがいいよ」と念を押された。


そんなもんなんだろうか??


医師は電気椅子をやっていくように指示を出した。


診察室の会話はまる聞こえだから、浅香さん(←浅香光代さんに似てるので私が勝手にそう呼んでいる)が心配そうにスタンバっていた。


そしていつものように電気椅子に座り、股関節と両膝にマットを置いてくれたのだがスイッチを押し忘れ数分間はただの椅子状態で、たまたまそこに来た受付の人が無言でスイッチオンした。


バツが悪そうな浅香さん。しばらくして「スイッチ押し忘れてすいません」と私に謝った。そんなの全然気にしないよ。そして「ローラーかけていきますか?」というので浅香さんの気持ちが晴れるならとローラーもかけてきた。


それらを終え、会計となった時「ステロイド注射」もすることだし(水も抜いたし)、いつものような金額じゃないだろうと万札を握りしめてきたら、たったの1,340円だった。

 

処置代が35点で計448点

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