イトコが畑で熊に出会い、ウチの近所には猿が現れる
7月半ばに帰省中「猿が出たので注意して下さい」という回覧板が回って来た。
熊の次は猿か。。。。
熊が出るようになったのは何年前だろう?10年くらい前?いやもっと前だろうか?
でも、私が田舎に住んでいた子供の頃は熊が出るなんて聞いたことがなかった。
畑仕事や山にある果樹園で作業する人たちからそんな話が出ることはなかったし、山に山菜取りに行くにしても
せいぜい蜂に刺されないようにとかヘビ(マムシ)とかに気をつけるくらいだった。
いつも思うが、自然環境としては昔の方が良かったし、何で今頃になって出現するようになったのだろう??
つい先日隣町に住むイトコは熊に出会った。車で山にある畑(兼業農家)に向かう途中、目の前を熊が通りすぎたらしい。
その時は熊か、、、と冷静だったが、畑にいるダンナを迎えに行き「熊が出るからもう帰ろう」と言ったとたん体がブルブルと震えてきたんだって。
で、警察にも届けたけどあれこれ説明するのに手間がかかったらしく、後でドライブレコーダーを見せれば良かったと言っていた。
山にある畑といっても、ちゃんと舗装された道路の脇にある畑で山奥ってわけでもないのに。。。そんな所に熊が出るなんて。。。
白鳥がウチの田んぼにも現れるようになった理由がわかった
そう言えばここ数年、春先にウチの近所の田んぼにも白鳥が来るようになった。
これもなぜなのかすごく不思議だった。
白鳥は湖とか餌付けされる所にしか来ないと思っていたから。
その理由がやっとわかった!
農家の人に聞いたんだけど、昔は稲刈りはカマを使った手刈りだったから稲穂が落ちることはほとんどなく、
きれいに刈り取っていた。母が子供の頃は稲刈りの後、落ちた稲穂を拾うような生活だったから、ほんときれいで田んぼにはほとんど稲穂は落ちていなかった。
ところが今は手刈りではなく、コンバインでが~っと刈って脱穀までしてしまうやり方だ。
その場合、手刈りと違って稲穂がかなり落ちるらしい。それを拾ったりする子供とかもいないしね。秋が過ぎ、冬になって雪が積もり、春になり雪が溶けかかり土が見えるようになった頃、その田んぼに落ちてる稲穂を食べに白鳥が来るんだって。
子供の頃、見たこともなかった動物が出現すようになったのはエサがあるからだ
白鳥の話を聞いて腑に落ちた。
人里に熊や猿、白鳥が姿を現すようになったのはたぶんエサがあるのがわかったからだろう。
人間と動物の境界線はあったはずなのに、たまたま人間が放置した食べ物の味を知ったか何かで崩れたのかもしれない。
白鳥はいいにしても、熊や猿は困るなあ。
ウチの田舎は果物が豊富だし、とうもろこし畑とかスイカ畑はもちろんかぼちゃとかさつまいもとか植えてある畑がたくさんある。
その味をひとたび覚えてしまえば、もう止められない、動物はやってくるよね。
果樹や畑で働く人の大半は高齢者だ。熊や猿に荒らされ収穫出来なくなるのも問題だけど、一番には安全だ。
母はめったに外に出ることはないし、こっちから行動しなければ猿は何もしないかもしれないけど、わからないよね。道でバッタリ会って飛びかかってくるかもしれないし。家の窓から侵入されるかもしれないし、、、、すごく心配。
早く何か手を打たないと取り返しがつかなくなるかも。
その人手が過疎地だから少ないのも問題。
サギとか一年中見かけるようになって、池の鯉が食べられてしまったという被害をよく聞いた。
あとハクビシンもいる。ウチの実家の天井にも一時住み着いていた時があるらしい。でも被害があるからといって処分してはいけないらしいし。
話がそれるけど、若い人たちは親と同居せず、継がずに実家だけが残り、それを中国の人が買うということも増えてきてるらしい。