とにかく一度見たら、その口調とコミカルというか動画にマッチしたBGMが忘れられなくなる。
飛行機での移動のレポートが人気のようだが、私はこの方の日常生活の動画が好き。
現在のラスベガス暮らしは二度目で、その前はニューヨークに住んでいた。
住んでるアパート前には日本で言うところの「ゴミ出し」用に超特大なコンテナがあるのだが、燃えるゴミ燃えないゴミの分別などなく、紙も瓶も一緒でOKらしい。男性はゴミを入れたレジ袋を上に向かってポ~イと投げ入れる。
「粗大ゴミ」などという概念はなく、誰かがコンテナに投げ入れたクイーンサイズのベッドマットレスもそのままゴミ収集車が持っていく。。。それどころか、同様にコンテナに入れられた超大型冷蔵庫もゴミ収集車が普通に回収していく、、、という驚き、これがアメリカ???
この方自身の生活は堅実だ。ご飯を鍋で炊いて小分けにする正確な作業とか、でっかいスライサーでキャベツを下ろす食事の支度とか、髪の毛を自分でカットするとか何気ないことなんだけど、つい見入ってしまう。
自身のことを「おじさん」「こんなおじさんの身体」とか言いつつも、毎日キャベツのサラダを食べてるし、水泳をしたりしてアンチエイジングと健康を意識してる印象。水泳はターンとかもきれいだし、泳いでいたんだなとわかる。
「底辺の生活」と言ってるがそんな風には見えず、かといっておしゃれ感など出してはいない。
何かを声高言うわけではなく、大都会ニューヨークでもサクサク移動しているように見えるが、やっぱり用心してるんだなとか、物価が高そうとかわかる個所もある。淡々と、飄々という感じが全体に流れるのが好き。
少し前に日本に帰国した際、お母さんを連れ関東近郊に一泊旅行したのだが、帰り際道端にふきのとうを見つけ、それを嬉々として摘むお母さんにカメラを向けている視点も好きだ。
そして先日の動画でこの方が自身の職業を明かした。この日の発表は出版社に持ちかけられ本を出すことになったというものだった。タイトルは「底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方」だ。
淡々と、飄々と感じたのはこの「ギリギリ消耗しない生き方」というところなのかもしれない。
読んでみたい!