昨日の朝の通勤電車は遅延の影響で激混みだった。
でも乗り込むしかない。
つり革も手すりもつかまるところがどこにも無い。
容赦なく後から乗り込んでくる人たちに押され奥へと流された。
少しでも足を開いてふんばれるようにと片足を浮かせたらもう置く隙間が無い。宙に浮くような体勢になった。
こうなると周囲に身を預けるしかないのだが、ふとスーパーで見た光景を思い出した。
スーパーの入り口周辺に客が止めた自転車を整理するおじさんたちの一人が、何かの拍子に転んだようで、
男性二人が起こそうとしてる場面を目にした。
おじさんは70歳前後くらいで、特に大柄というわけではないのに、二人がかりでもなかなか起こせない。
転んでしまったくらいだから足が弱ってるんだろうね、自力では起き上れないくらいだから、
そういう人を起こすというのは本当に大変なんだとその時感じた。介護とかきっとこういうことなんだろうと。
私もこの状態でもし急ブレーキがかかり、どーっと押されたら、いくら隙間のない激混みで周囲に身を預けても、おそらく転倒してしまう。
そうなったら足が痛いこの身体では絶対起き上がれない。起こしてもらおうにもものすごく大変なことになってしまうだろうと考えたら、本当に恐ろしくなった。
だからってどうすることも出来ないし。。。。
無事に降りる駅に着いても、後ろからグイグイ押されて転んだらどうしよう、痛い足ですぐに一歩踏み出せるだろうかと不安でいっぱいになる。わずか5、6分程度の乗車時間がものすごく長く感じた。
転倒することもなくなんとか駅に到着、足も一歩どうにか踏み出すことが出来て心底ほっとした。
こういうことがあると何もないただフツーの日がほんとありがたく感じる。
激混みの車内は恐怖だったが、前に立った女性の髪の毛がツンツン私の顔に当たってイラっとした(苦笑)