まず最初にこれは私が通院していたOクリニックでの個人の感想であって、「整形外科」全部を指すものではないことをご理解よろしく。
近所にあるOクリニックは個人病院だが規模(面積)はかなり大きい。リハビリの施術台も11、2台くらいあるし、待合室はゆったり、医師は一人だが診察室は2つあり、処置室はカーテンで区切られただけだが3、4ヶ所ある。
スタッフは看護師、理学療法士、助手、受付で30人くらいはいると思う。
何科を問わず病院は混雑してるものだが、Oクリニックも混んでいる。
患者は圧倒的に私のようにリハビリで通う人が多いのだが、医師一人体制のため診察や治療を待つ人は時間がかかってしまうんだよねぇ。。。
リハビリ患者の中でも私のように理学療法士さんに施術してもらう人もいるが、リハビリ機器(機械?)だけを使いに来る人もかなりいる。その大半は高齢者だ。
治療のためそういう機械は必要な場合もあるとは思う。例えばリハビリのためのウォーキングマシーンとかエアロバイクとかね。
でもそれ以外にもいろんな機械があるのよ。
正式名称は知らないけど、私はリハビリ終了後に「今日は腰の牽引と足の電気どちらにしますか?」と毎回聞かれていた。飲食店で注文して「お飲み物は何にしますか?」」みたいな営業声かけが。それが毎度一連の流れ(メニュー)なのよ。
「腰の牽引」は、台の上に仰向けに寝て肩と足を上下から引っ張る機械「足の電気」は吸盤ゴムのついたのを膝とかにペタっと貼って電気を通すやつ。
料金はたぶん一回3、400円くらいだと思う。
とても効いてるとは思えないんだけど(特に足の電気とか)良くなりたいがゆえにとりあえずやっとくか、みたいな感じで受けていた。
とにかくそういういろんな種類の(ウォーターベッドとか)リハビリ機械がいろいろとある。
高齢の患者の多くはそのリハビリ機械だけを受けて満足して帰る人が多かった印象。
医師一人体制だから患者を診る数にも限界がある。理学療法士のリハビリ予約も簡単にとれるわけじゃないし。
でもこれだけいろんなリハビリ機械があれば人手はなくとも患者をさばくことは出来るわけで、私にはデパートの屋上の10円を入れたらガタゴト動く、あの乗り物のみたいな遊具のある遊園地のように見えた。小銭かもしれないけどお金が落ちるシステム、稼げるようになっているんだなあと。
最近整形外科には高齢者があふれている、大量の湿布の処方は止めるべきじゃないか、、、みたいなニュースがあったよね。
保険診療であれば安いし、まあ否定できないところはある。
だからリハビリ機械だけなら整形外科でなくてもチョコザップみたなシステムでいいじゃん、みたいにも思う。
でもそれだと本人の加減で自由自在、悪化しちゃうかもしれないからやっぱり管理しないとダメだよね。
確かに病院には高齢者があふれている、でも身体のどこかに痛み(不調)があるってやっぱり辛いんだよ。それが高齢になるほど顕著になるわけだから、、、実際にはその歳になってみないとわからないことだけどね。
理想はやっぱり理学療法士さんによる施術、リハビリだと思うけど費用の問題や人材確保の問題もあるだろうから難しいよね。
私が何か言って変わるわけじゃないし。ただ一斉に水曜日休みという古い体質は改善して欲しい。