実家から戻って約一週間、昨日は母と電話で会話した。
雪は少しチラつくものの雪かきが必要なほどではないらしく、安心した。
でも一方ではすごく心配なこともある。
これまで市の中心に出るバスが一日一往復あったのだが、それが4月から無くなるらしい。
同時に隣町に行くバスも無くなるそうで、これでウチの田舎では完全に公共交通手段がなくなった。
そしてタクシー会社もひとつ廃業になるそうだ。
田舎でも老夫婦のみ、もしくは一人暮らしという家は少なくない。
だから公共交通手段のバスはたとえ一日一往復でも必須なんだけど、乗る人が少ないらしいんだよね。
買い物や病院へ行くのにバスは必要なんだけど、通勤のように毎日の利用じゃないから「少ない」という判断になってしまうんだと思う。
ウチからタクシーで市の中心部まで出るには片道約4,000円くらいかかる、往復で約8,000円、大きすぎる出費だ。。。
片道一時間以上とかならまだわかるけど、15分もかからないのにだよ。
だから離れて住む子供に送迎を頼んだり、ウチみたいに親戚に頼んだりしている。
こういう状況だから80歳を超えて車の運転をしている高齢者もかなりいる。年齢的に危険が伴うとはわかっていても、田舎では車がなければ何もできない現状で免許を返上するのはすごく難しい。
ほんと困ったことになった。。。。
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それと隣町の高校の普通科の新入生が約30人と聞いてびっくりした。
一クラスではなく「一学年」だよ。募集しても集まらないらしい。
あり得ないよね、もう高校の体をなしていない。
突然減少したわけではないだろうし、原因もあるんだろうけど、やっぱり子供の数の減少、人口減少が最大の理由だと思う。
これを改善するのはなんだかんだ言っても詰まるところ「雇用拡大」しかないと思う。
観光客を増やすとか言ったって、京都みたいにキャパも大きくあらゆる面で魅力があり、季節を問わず観光客を集客できる地域なんてそうそうない。
私は都会に出たかったけど、みんながみんなそうではない。地元に残りたい人もいる。でも仕事が無い(選べない)、、、となれば県外に出るしかない。
一度出てしまったら戻るのは難しいから老夫婦だけが残る。
田舎は廃れていくばかりだ。