🔷地三鮮
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玄関ドアを開けるときはそ~っとゆっくり外側に押して開けている。
・足が痛いのでドアを開けることすら力が入らず一気に押せないのと
・油断して何気にドアを開けると強風の時はその勢いでば~んと外側に持って行かれる危険性があるのと
・勢いよく押し開けて、もしかしたら通路を歩いてる住人に当たったりするといけないので
ほんのちょっとずつそ~っと、怪しまれるような開け方をしている😂
その日もそうだった。
そ~っと3cmくらいずつ開けて、体が廊下へ出た瞬間に何かの気配を感じてギョッとした。
見えたわけじゃないんだけど、なんか覆いかぶさるような高い位置から気配を感じたのよ。
一拍おいて気づいたのは、右側に踏み台に乗ったお兄さんがいて、驚いた私に向かって「すいません、防犯カメラの取り換えをしています💦」と苦笑していた。
たま~にだけど廊下を通る住人と私がドアを開けるタイミングが重なってちょっとびっくりはある、
でもさ、まさかドアをそ~っと開けてやっと体が外に出て安心しきっていた時に、その横で人が作業中なんて予想しないじゃん、しかも踏み台に乗ってるから2mくらいの位置から見下ろされるかたちで、
たぶん、私のドアの怪しい開け方でお兄さんも声をかけずらかったのかもしれない😂
3cmくらいずつしか開かないんだから、相当可笑しかったと思うよ。
本当にびっくりした時っていうか、不意を突かれた時は声が出ないよね。
「キャー」なんて悲鳴は絶対出ない。
「ひいっ😖」くらいの声にならない叫びくらいしか出ない。
「キャー」って悲鳴を上げられるのは、お化け屋敷とかジェットコースターみたいにこれから出ますよ、真っ逆さまに落ちますよ、怖いですよ、という状況が設定され、身構えていられるような時だけだ。
何の予想もしない、不意を突かれた時には絶対出ないと思う、訓練でもしない限り。
最近の恐ろしい事件も、もしそういう事が自分の身に起こったらとっさには声は出ないと思う。
だから用心して回避するか、常にあらゆることを想定するしかない。