ツケが回ってきた

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柿がうま～い💗

柿は秋の果物のひとつだよね。

ところで、

熊出没、一向に収まらず頻度が増してるよね。

また「農家のくさひろ」さんの話になるけど、その日訪れたのは以前きれいな棚田があった場所。でも今は荒れ果て耕作放棄地となって草や木が生え山みたいになっている。

地面にはツキノワグマの足跡があり、柿も実っていて来るにはちょうどいい場所だろう、と。

熊出没の原因のひとつに、日本の森林面積が減っているから、というのがあるそうだが、くさひろさんによれば、

そんなことはまったくなく、こういう耕作放棄地がどんどん山に戻っているとのこと。

ただ地目が「田んぼ」で山林ではないのでカウントされないだけだそうだ。

またある人の話によれば、鹿も爆増してるそうで草や木を食べつくすため、熊が食べる分が無くなって、人間の生活圏に入る原因にもなってるし、

鹿がそうやって食べつくすので地面が裸になり急斜面での崩壊が起きやすくなってるとのこと。

だから熊だけが原因ではなく、鹿（とか猪も）の数も増えているのも問題とのこと。

こういうのを知ると、だんだん熊出没の原因がなんとなく見えてくる。

山の動物の食物連鎖の頂点にいたオオカミに代わって人間が猟をしてそのバランスを保っていたけど、

今は猟師の数も減り、バランスが崩れ、2番目の層にいる熊や鹿、猪の数が増えている。

管理されなくなり、姿を現すようになった。

一度人間の食べ物の味を覚えた熊は舌が開発され、山の木の実とかどんぐりでは満足できなくなる、

熊出没の原因は食物連鎖のバランスが崩れたことから端を発し、農業の後継者不足で田畑が耕作放棄地になっていることも追い打ちをかけている、ってことじゃないんだろうか？

毎日のように犠牲者が出ている今となっては、とにかく駆除して、食物連鎖のバランスを戻すしかないんだろうけど、

猟師さんの数だってすぐ増やせるわけじゃないし、経験が必要だよね。

昔だったら農閑期に猟をやっていたんだろうけど、今はそうもいかないだろうし、狩るとなったら命がけだよね、一人でなんて無理だと思うし。

たぶんいずれこいう状況を招くことは誰かが警告を発していたと思うんだけど、無視というか届かなかったというか、見過ごしてきたんだよね。

長年のツケが回って来たという感じ。

時間がかかって起きたことに対して、短い時間で対応できるわけがない。

あと、

ウチの田舎では、もうずーっと前から柿を採らなくなったから、真冬になってもオレンジ色の実がたくさんついたままの柿の木が、畑だけじゃなく、庭とかあちこちにあるのよ。

これ、熊出没が多発している今、ヤバくない？

こういうのも管理してかなきゃいけないと思う。