10回話しかけて、5回くらいは聞こえない。
例えば食卓に左右向い合せで父と母が座り、私が手前に座ったとする、ちょうどこういう▽逆三角形みたいなポジションで。
何か母に話しかけると聞こえないのか涼しい顔をしている、それを見た父が私が言ったことを繰り返して母に言う、
面と向かい合ってるというのもあるが、父の声は大きいので聞こえるみたいで母は反応する。
狭い食卓でお互いの距離が5、60cmくらいしかないのに聞こえない母、それを通訳する父（苦笑）
耳がよく聞こえないことに母がさほど落ち込んでいないのは幸いだが。。。。
◇
耳が遠くなりつつある母に対し、父の聴力はバツグンだ。年寄とは思えないくらい小さな音もよく聞こえるみたいで、遠くで聞こえる救急車のサイレンにも反応、ウッカリ悪口も言えない。
帰省中、母が美容室に出かけて（車で10分くらいの所にある、美容室の人が送り迎えしてくれる）しばらくして私の携帯に母から電話が入った。
終わったからこれから帰るという連絡なのだが、
耳が遠くなりつつあるのに加え、美容室のドライヤーやお客さんの話声等の雑音で、私の声が聞こえないのか、あれ？あれ？、と言ってるので、
力を入れて大きな声で、モシ、モーーシ、モシ、モーーシと繰り返したら、
廊下を挟んで、5、6メートル先の部屋にいた父が、「ハイッ、ハイッ！」と大きな声で返事をした（笑）
受話器も持ってないのに、何で父ちゃんが反応するのよ。。。。聴力は良くてもやっぱり老化してるね。
いつも野菜を持ってきてくれる親戚の叔父さんも耳が遠くて、4人でテーブルを囲んで私が話しかけても首をかしげている。
それを見た母が、もっと大きな声で話さないと、と指示を出す、なんか矛盾してるなぁ。。。
こういうの経験しないとわかってもらえないと思うけど、普段の倍以上の声を出して話すのってすご～く疲れるよ。
何も込み入った内容じゃなくて、ごく簡単な会話が伝わらないんだもん。常に意識して大きな声を出すっていうのはほんと疲れる。
叔父さんに二回繰り返しても伝わらず、そこまでして言いたいことでもないし、でも伝わらないと会話が途切れるし。
叔父さんも悪いと思ってか、聞こえたようなフリをして反応するからチグハグな会話になるし（笑）
体のどこかが痛いとかいうのより、耳が遠くなるくらいのことは仕方ないと思うんだけどさ。
