毎年この時期、連休が続くタイミングで一週間以上休業してプールのメンテナンスがある。
今日はその補修が終わって再開初日だったので早速行ってきた。
プールの水も入れ替えするから、一年でいちばん水のきれいな日だ。以前は水を温めるのが間に合わず、かなり冷たい温度で入ったこともあるが、今日はちゃんと温水になっていた。
水がきれい、と書いても伝わらないのが残念だけど、本当にきれいなのよ、体にまとわりつくように柔らかくて、
プールは深いところで3.5mあるから、潜って水面を見上げても、プカプカ浮いてるだけでも、楽しくて幸せな気持ちになる。
泳いだり、潜ったりしてる私の横で、おば様が仰向けに漂うように浮いていた。そしたら頭からゴーグルが抜けて、プールの底の方へと沈んでいった。
これは拾いにいくしかない!と頭から底をめがけて突っ込む。
以前は直立で真っ直ぐ沈んでそこから突っ込んで、どっこいしょ、みたいにしか出来なかったが、
今日はなぜか出来る気がして迷わず突進していった、でも体は浮いて引っ張られる。そこをこらえて、うぅぅぅっと手を伸ばしゴーグルを拾いあげた。
よっしゃ~、取ったど~(笑)
漂い終えたおば様の所へ行き、ゴーグルを手渡すと軽くありがとうと言われただけだった。たぶん浅いところで拾ったと思ってるんだろうな。
ま、別にそれはどうでもいい。ゴーグルを底から拾い上げたことが今日の収穫だ。もしこの場に顔見知りのおば様がいたら「ふ~みん、エライ、エライ」とソプラノな声で誉めてくれたはずだ(笑)
プールの監視台にいるリーダーたちは、私のように必死な突っ込みではなく、優雅に斜め下の矢印のような角度で底に向かって泳いでいく、
その様子を水中から見るのは、まるで水族館で泳ぐ魚を見てるような感じだ。底からゴーグルを拾い上げ、ふわ~っと浮いてくる、余裕の動きだ。
泳げなくても、そういうのを見たり、パチャパチャしてるだけでも楽しいよ。
漂うおば様もいれば、潜るのが好きなおば様もいて、自分の体の真下を潜っていたりするのを見るとぎょっとするけど、みんなそれぞれ、深さがあることで自由に動けるのがここのプールの良いところだ。
ただ、それを広く知ってもらう機会がないことが残念なんだよね。