外へ出たらシャワーを浴びたようになるレベル。こりゃ無理だとドアを閉じる。
ちょっと待って止んだら出かけよう。
でも今朝見た夢が亡くなった家族の夢で、何となく気がかりで、出かけない方が良いのかなとも思った。
それは可笑しな夢だった。
家族の運転で肉屋まで買い物に行った夢(笑)
スーパーじゃなく街の肉屋さん。肉屋に到着して車から降りる時、家族が忙しくてなかなか休めない、というようなグチをこぼす。
それに何と答えたか思い出せないんだけど、肉屋に客の気配はなく、肉すら置いてない予感がする。入ってみるとショーケースには高そうな肉しかない。
ダメもとで「豚コマありますか?」と聞くと、あると言うので300g買うことにした。
そんな夢だった、なぜ肉屋なのか、なぜ豚コマなのかわからないけど、夢の中でも節約しようとしてる(苦笑)
肉屋なんてどうでもいいから、何で家族と会話しなかったのか、休めないというグチを聞いてあげなかったのかなあ、と。
やっぱり自分のことしか考えていないからかもしれない。
夢を見ている時はそれが夢だとは気がつかず、今はこの世に存在しない家族のことも不思議だとは思わない。
夢の中で夢だとわかってる現象を「明晰夢」と言うらしい。
どうやったらそれが夢だと気づけるのか。。。
夢の中で家族と話してみたい、あやまりたいことがたくさんあるのに。
◇
雨が止んでもまた突然降ってくるかもなとか、いろいろ言い訳をして結局はプールへ行かず部屋でゴロゴロすることにした。
今ハマってる漫画を読む。「ルームシェア」という恋愛コメデイー。
主人公は付き合いはじめて7年、同棲生活は5年目の康介とミキ。康介はイラストレーター、ミキはドラッグストアでパート勤務、二人で2DKのマンションに住んでいる。
ある日ミキが帰宅すると玄関に女性の靴があり、康介の部屋で浮気真っ最中の現場を見てしまう。康介の浮気はこれで2度目、もう二度としないと謝られるものの、彼のことが信じられなくなったミキは、別れると宣言する。
ここまではよくある設定。
どちらが出ていくという話になって、収入の少ないミキは2DKの家賃を払えないので、康介が残り、ミキが引っ越すことになる。その引っ越し先が見つかるまで、別れたけど同居(ルームシェア)することになったのだ。
ミキと別れたくない康介。ミキも康介のことを完全には嫌いにはなれない、でも二度も浮気されてはもう信じることが出来ない。「別れる」と口にした以上、引けないというのもある。
康介は若いころから女性に不自由したことがないタイプ、同棲し始めた頃は収入も安定せずミキに助けられ、やっと最近仕事も安定してきた。
片やミキは堅実なタイプ、食事も三食手作り、無駄遣いもせずやりくり上手な女性だ。康介の浮気現場でミキが激怒した時に「所帯臭い女」と康介に言われたことに傷ついていた。
康介が浮気したのは色恋ではなく理由があった。でもそれは友人には打ち明けてもミキには話していない(今読んでるところまでは)、
康介はミキのことが大好きで、この先一生を共にするのはミキ以外には考えられない。だから、別れると宣言してミキが物件探しや婚活で知り合ったサラリーマンと親しくなろうとするとことごとくジャマをする。
だったら何で浮気なんかしたのよ~、というのが読者の目線(笑)
恋愛って好きだからこそ、些細な言動がそんなつもりじゃなかったのに、で状況を悪くさせてしまうことがあるよね。
言葉にしなければ伝わらないし、でも口にしてしまったばかりに誤解を生むことになってしまうこともある。
誰も別れることを前提に一緒になる人なんていない。ずっと一緒に居たいと思う。でもそれはすごく難しいよね。
コメディーだから描写が面白くて、そう深刻な展開ではない。
これは誰かと誰かが想い合って山あり谷ありでやっと結ばれた、みたいなおしゃれでドラマチックな恋愛物ではない分、実在しそうなカップルのその後の話。
人の心って見えないもんね、自分のことを本当に好きなのか、信頼できるのか、裏切らないのか、言葉や行動で試したくなる。
それで傷つけたり、別れてしまったりもする。
別れても同居してる時点で、ミキは康介のことを心底嫌いにはなっていないし、康介も「ミキが好き」をことごとくアピールしている、
同居はしていても別れたからと、ミキから「木下さん」と苗字でしか呼ばれず、食事も作ってもらえず毎朝卵かけごはん。
にもかかわらず、たまにミキの手作りの食事にありついては、美味しい、美味しいとホメまくり、夜は何度怒られようとミキのベッドにもぐり込み添い寝する。健気な康介。
もう浮気のことは許して元サヤに戻ればいいのに、ミキさえそれを受け入れれば、と思いながら読んでいる。
でも、ただ好きだけでは一緒にはいられない、堅実であればこそ、安定や信頼も求めたくなる。同棲5年目だし、その先にあるのは結婚。。。。
漫画だし、コメディーだしと思いながらも、ところどころリアルに感じながら読んでいるおひとり様の私です(笑)