週の半ば頃、口の横に発疹ができた。
赤く一円玉くらいの大きさに膨らんだその中には小さな水疱がポツポツ見える。
また円形脱毛症の薬の副作用?
やだなあ。。。。
その週の日曜日の朝、なんとなく唇に違和感があって見てみると、
唇のフチに水疱がポツポツとできている、口の中にも。。。。
変だ!副作用じゃないかも、
その日の午後には、その発疹がチクチク、ピリピリと痛みが出てきた。
もしかして、これがヘルペスっていうやつ!?
ネットで調べるとますますそんな気がしてきた。
大半は子供の頃にかかるらしいけど、大人になると重症化しやすい、発熱することもあるそうで、
そんな症状が出たら、このコロナの中見分けがつかなくなったら大変じゃん!
ということで翌月曜日にあのいつものクリニックに行ってきた。
医師は高齢だけど自分を「ボク」と言い、患者の私を「キミ」と呼ぶ、
私は「ヘルペス」だと思い込んでいたけど、
医師が言うには「ボクの経験上、キミは帯状疱疹だと思うんだ」と。
(えっ、帯状疱疹?あれって体に帯状に出るんじゃないの?)
そう言うと本棚から医学書を取り出して、いくつもの症例写真を見せてくれた。
患部が顔の半分片側のみにあり三叉神経(顔の神経)であること、ヘルペスであれば繰り返すが私は初めてであること(母に聞いてみないとわからないが)
からそう診断したみたいだ。
以前同僚から帯状疱疹は目にも出ることがあると聞いたので、顔に出ても不思議じゃない。
先生は薬を4日分出すからその後にまた見せに来てと言われた。
会計で「今日は抗ウィルス剤を出すから少し高くなるよ」と言われ、円形脱毛の薬も出してもらうことにしたので三千円代くらいかなと千円札を4枚出して用意していたら、
2,000円だった。
ホント安いというか良心的というか院内処方だからなのかこれだけ薬を出してもらって、初診料含めてだよ。
パートの人がいなかったのか、受付から診察、会計、処方まで先生が全部ひとりでやっていた。フットワークが軽くて、動作がすごく効率的なのが先生の特徴。
そして紙が好き(笑)
すぐに「帯状疱疹」の冊子をくれた。
あれだけ紙に囲まれているのに、すぐにピンポイントでさっと出してくる。
冊子を見ると帯状疱疹=体(胴体)に出るだけじゃないんだ、顔に出る確率が17%だ。
診察中に「帯状疱疹は一生でかかるのは一回だけだから」と先生が言っていたが、田舎の母は2、3度かかっている。
すぐに治療しなかったから再発を繰り返すんだろうか?
ネットで調べても確かに「一生に一度」とあった。
クリニックに行った時点で、最初に口の横に出来た発疹の小さな水疱は破れ(つぶしたわけじゃないけど)茶色くなっていて
子供の頃水疱瘡になった時のことを思い出した。小学2、3年の頃で治りかけで、発疹が破れ、それが茶色のボツボツのかさぶたとなって体じゅうに残り、
健康診断で服を脱ぐのが恥ずかしく泣いたしまった。
今はコロナでマスクが普通だから隠せるのはラッキーだけれど、跡が残ったらやっぱりイヤだな。
ヘルペスと帯状疱疹の違いは「ヘルペスは単純ヘルペスウイルス感染症で、帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス感染症。ヘルペスはよく再発するが帯状疱疹は一生に一度と言われてる」らしい。
話がそれるけど、以前職場の後輩がお股にヘルペスが出来て激痛だったという話を聞いたことがあった。診せるのが恥ずかしいとか言ってる場合じゃないくらい大変だったらしい。
それが「再発を繰り返す」なんて想像しただけで恐ろしい。
私の今回の帯状疱疹は、チクチク、チリチリはするけど激痛ではなく気になる程度だった。これが胴体だったらすごく痛くなるのかわからないけど、田舎の母の場合は激痛でどうにもならず、近所を歩いて気を紛らわせたと聞いた。
帯状疱疹の原因はストレス、疲労等で自分では何とも防御出来ないけど、ヘルペスは感染するらしいのでコロナ同様日常生活に注意する、免疫力を下げないことが重要なのかな。
円形脱毛といい、帯状疱疹といいなんかツイてないな。。。
安定のチラシびっしりドア
最初ドアノブがどこなのかわからなかった。今はもう驚かないけど。