今日はどこへも出かけず、昨日行ったばかりだけど、さっぱりしたくてまた銭湯へ行った。
きれいな満月だった。目で見るのと同じようにリアルには撮れず残念なのと、地上から見上げても見えないのが不思議だ。
銭湯への道のりは昨夜と違って風こそないもののやっぱり寒くて堪えた。
夏は暑くて辛いし、冬は寒くて辛い、暑くも寒くもない、、、普通ってことが幸せなのかなと。
その普通も暑さと寒さがあるからありがたさがわかる。
銭湯に着いた時は体が冷え冷えで、一度じっくり湯舟に浸かって温まり、を繰り返し、最後によ~く温まって風呂場を出ると誰もいない。
体がホカホカですぐに着替えられないし、広いし、半裸で鏡の前を行ったり来たりひとりファッションショーをした。
そろそろ服を着ようとロッカーに近寄ると、女性が入ってきたので顔もよく見ず、
「こんばんは」と声をかけたけど、返事がなく、鋭い視線を感じた。
目を合わせちゃいけない気がして顔を上げられなかった。
でもその後もず~っと視線を感じる。
その人は服を脱ぎ終えるや風呂場に駆け込んでいった。
目に入った後ろ姿の背中一面に入れ墨があって、あ、あの人かとわかった。
いちいち人を睨むんだったら来なきゃいいのに、気分が悪い。
銭湯からの帰り道、地上からもやっと満月が見えた。
夕焼けだったし、元旦の明日も晴天だと思う。