土曜日に久しぶりに千円(実際は1900円)カットでカットしてもらったら、美容師さんが最初は静かだったのにだんだんおしゃべりになって、
なんかいつもより時間かけてるな、1cmカットしてって言ったのに、
どんどん短くなってるじゃんと思いつつも、手を止めようとしないのでされるがままになっていたら、
結局30分以上も時間をかけてくれて、ワカメちゃんみたいな頭になっていた(笑)
ここは他の店舗と比較すると割と広めだけどコロナの影響もあり、中で待てる客は5人のみなので6番目以降の客は外で待たざるを得ない。
7、8月は暑くて外で待つのが辛かったので(待つことは仕方がないと思ってる)近所の美容室でカットした。
土曜日はくもりだったけど蒸し暑く、外で待つのはやっぱり辛かった。
相変わらずの繁盛ぶりに、やっぱりお客さん多いね、と言うと、美容師さんによれば、コロナで結婚式とかそいうイベントがほとんど無いので、明日までに髪を切りたいとかそういう飛び込み客がいなくなったから、実際は客数は減っているのだそう。
美容師さんの口調は次第に愚痴めいたものになっていく。
私は客の立場でしか見えないけど、
美容師さんにすれば勉強して経験を積んだのに日々機械的にカットするだけでちゃんと評価されない。
つまり手に職の技術なのにそれに見合った報酬ではない、ってことなんだろう。
確かに一人前になるには何年間もの経験を要することだよね。言いたいことはわかる。
でも今は美容室ってコンビニの数より多いと言われているし、
例えば、カリスマ美容師と呼ばれるような人がいる人気店やいくつものチェーン店をかかえているような大手にいたとしても、
そこで働くみんながみんな納得のいく報酬を得て充実してるわけではないよね?
むしろそんな人はたぶん一部でしょ?
昔はいずれは独立して自分の店を持ち、一生の仕事に出来た時代もあったんだろうけど今はそれも難しそう。
以前長く通っていた美容師さんを見ているとよくわかる。
私はカットしてもらっても、自分の思い通りの髪型になったことが一度も無い。髪質や私というモデルの土台が悪いからだろうけど。
だから、そこそこカットしてもらえればいいし、それなりの髪型で十分なのよ。
「痒い」とは言えないシャンプーや髪が傷みそうな熱々のブローや力任せのマッサージはいらない。
そういう私みたいな客がいるから千円カットという格安サロンが増えてる要因じゃない?
髪型にこだわりのある人は一般の美容室に行くだろうし、そういうお客さんもいなくなることはないと思う。
だから技術があるんだから、行こうと思えばどこでも行けるじゃない?
でもそれをせずにここに留まっているのは、やっぱりそこも理想とは違うからでしょ?
と、心の中で私は返答していた。
たぶん美容師さんにも答えは見えているんだろうけど、空しくなる時があるのかもね。
何もかも充実してる人なんてそういないよ。
みんな何かしら抱えながら生きてるんだから。。。とオバさんは心の中でつぶやくのであった(笑)