足が痛くてヨチヨチ歩きしか出来ない。
そんな私の横を通りすぎた小学一年くらいの女の子が、振り向きざま一瞥した。
そりゃ不思議だよね、大人がこんなヨチヨチ歩きしてるんだもの、でもオバさん足が超痛くてこんな歩き方しか出来ないのよ~。
◇
クリニックは3分と待たずに受診できた。
診察の椅子に座るなり医師が「円形脱毛の・・・」と言いかけたので、実は今日はそれではなくかくかくしかじかで足が痛くて、と説明すると足の動きを確認後
(何でも診てくれるけど整形外科が専門)レントゲンを撮ることになった。
レントゲン写真が出来上がるまで、膝を温めたり足をほぐしたりのマシーンで治療を受けた。
浅香光代さん似の高齢の白衣姿の助手?が世話をしてくれたんだけど、足元がおぼつかなくて、膝の上に乗せる重しのような物を持った時もよろけるような感じで、ハラハラした。
その重しは野球のグローブを広げたような大きさでズシリと重く、でもそんなことより生地が破れボロボロで、光代さんが「かなり年季が入ってますけども」と言い訳したが、これほど使用感のあるものを使ってるところはたぶん無いだろうな。
レントゲンでは骨に異常はなかった。
医師は「ボクは坐骨神経痛だと思うけどなあ」と呟いたけど、診断には至らず、様子を見ようということで痛み止めと湿布が処方された。
レントゲンも4枚くらい撮ったし、5、6千円くらいかかるかなあと受付で財布を出して用意してたら、なんと2,050円だった。
足が痛くて歩くのが辛い時に、薬局に出向くことなく院内処方ですぐに出してくれるこのクリニックはほんと助かる。
痛み止めは「ロキソニン」、知ってはいるけど飲むのは初めて。
帰宅後すぐに一粒飲んだ。効くかどうかほとんど期待してなかったけど、1時間ほどして腕の痛みがスッと消えて、足も(痛みはあるけど)何の支えも無しに椅子から立ち上がることが出来た。
すごい!
こうなると、飲み続けたらこれに頼ってしまうのではないか、いずれ効かなくなってしまうのではないかという不安がわいてきた。
二粒目は時間を空け痛みをギリギリまで我慢して飲んだ結果、ほとんど効かなかった。
というか、もしかしたら以前より痛みがひどくなって効きずらくなっている、とも考えられるが、わからない。
今朝は起きる30分ほど前に飲んだけどやっぱり痛い。何かにつかまらずには立ち上がれないし、相変わらずのヨチヨチ歩きだ。
職場で椅子から立ち上がるのもまだ痛いけど先週よりは良くなっている、でもこれは薬が効いてるからであって、実際はどうなのかわからない。
けど、薬を止めてあの痛みがぶり返したら怖いしなあ、というのが現状。
医師の言うように「坐骨神経痛」なのかもしれない、
でも職場にもう一人「坐骨神経痛」の人がいて、やっぱり「イテテテ」とお尻を半分浮かせたりしている。
バラエティ番組のドッキリや罰ゲームで、座ったクッションに電流を流され、飛び上がるのに似ている。
そこまでの激痛ではないにしろ、突発的に発生する痛みに、つい声を上げ、腰を浮かせてしまう痛さという点では、私の場合はとは違う。
痛みは常にあり両足の付け根(前と側面)と太腿の後ろで、最初の頃は寝ている時にズキズキと足の側面が痛んだけど、
どんな痛さ?と聞かれれば「筋肉痛」という表現がぴったりで、立てない、歩けないほどの痛さが二週間以上続いているということだ。
「坐骨神経痛」の場合は治すのが難しいらしい。同僚も、もう一人の人も長いこと「イテテ」状態が続いてるし、「筋肉痛」の場合は一生治らない場合もあるんだって。。。
とにかく朝休みたいと思うほどのこの痛さから(完全にではなくても)解放されたい。