銀座プラスへ行くと決め、股関節のレントゲンデータを通院している整形外科に貰いに行った時のこと、
理由は特に聞かれなかったが私がどこか別の医療機関での手術を考えていると誤解したのか、医師がまた顔を近づけささやくように「手術するなら良い大学病院を紹介しますから」と言った。
「変形性股関節症」→手術しかない!の流れは日本独自で、これは健康保険制度によるポイント報酬が高くなるからというのが理由のひとつらしい。
私は手術はしたくない!
ということで、レントゲンデータを持って銀座プラスへ行ったのが1月下旬のことだった。
HPで施術室内の光景も見ていたし、先生の本も読んでいたし、今膝のリハビリも受けているから理学療法士さんの動作とか時間配分とか、こういうことをやるんだろうなという予想はついていた。
結果から言うと、施術後も何も変化はなく相変わらず痛い足を引きずり、銀座の街を駅までヨタヨタと歩いた。
過大な期待を持って行ったわけではなし、治癒魔法のようにぱっと痛みが消えると思っていたわけでもない。でも何かひとつ手ごたえというかそういうものが欲しかったな、と。
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夜、布団の中でオンライントレーニングの動画を繰り返し繰り返し見た。(会員は専用ページで動作の基本動画を見ることが出来る)
どんなに優れた技術の施術を受けても40分の中で出来ることは限られている。
集中特訓のように毎日続けてその施術を受けられればまた別かもしれないが、お金が続かないから不可能だ。
まあもしそれが出来たとしても、身体の回復や動作の習得には時間が必要なこともあるから頻度が高ければ良いっていうものでもないだろう。
私が望むことは普通にスタスタ歩けるようになることだ。
まずはこの膝の痛みがとれること、それには今通ってる整形外科のリハビリで取り組むしかない。
もうひとつは「変形性股関節症」を進行させないことだ。
私の股関節のボールとお椀の隙間を元に戻すことは出来ないけど、これ以上悪化させず、痛み無く歩くことが出来るようになりたい。
それにはここで正しい歩き方を身につけるしかない。
もう半年以上杖に頼っているし、元々の歩き方のクセもある。教わっても5分もすれば忘れてしまう。
だから繰り返し繰り返し自分自身で努力するしかない。
与えられるのを待ってるのではなく、絶対歩けるようになるという強い気持ちを持ち続けるしかない。すべては自分次第なのだ。
「求めよさらば与えられん」だ。
その気づきがあっただけでも行って良かったのかな。。。。