大そうなタイトルにしてしまったけど、そう思う。
海外で生活してる人のブログで日本の税金の高さを嘆き、未来は無いと言う人がいる。
その人が言うには、例えば日本で不動産賃貸業を営んで売上が1千万円あると所得税が約250万円、住民票を置けば県市民税が約200万円、会社を設立して法人にすると法人税や法人県民税等で6割目減りするらしい。
彼の地ではほとんど税金がかからず、遺産相続しても相続税は一切かからないらしい。
だとしても、どうなんだろう?そりゃ税金が無い方が、払わなくて済むほうがうれしいに決まってる。
彼の地は亜熱帯で自然豊かで豊穣な国だが、水道の蛇口をひねればミミズが出て来たり、窓を開ければ部屋にネズミが入って来たりするのは日常、
何より突然の事故や事件に巻き込まれても警察が介入することはなく、補償もなく、自己解決しなければケガ損、死に損らしい。医療もしかりで、貧しい人は病院にはかかれない。
日本ではどこに居たって蛇口から出る水は安心して飲める。安全、安心、衛生的な暮らしにはお金(税金)が必要だ。タダじゃない。
その人は資産家なので、そういうことも経済力とネットワークで問題なく暮らせている。だから「税金大国日本」と感じるのかもしれない。
その発言を否定するとかじゃなくて、もし私たちが国から「税金払わなくていいから、こっちも何もしないからこれからは自分でやりくりしてね」と言われたらどうする?
高い税金が適切に必要な所に使われているのか?ムダにしていないか?とか疑問や不満、矛盾、変えて欲しいと思うことは限りなくある。
政治家は信用できないし。
今日本は給料も上がらず先進国の中でも負け組、貧しくなっていくばかりみたいにも言われるけど、けっしてそうではないと思う。海外の給料は高いかもしれない、でもそれゆえに生活費もかかるはずだし、医療だって誰しもが平等に受けられる国はそう多くはないはず。
動揺しちゃいけない。
「税金大国日本」と言う人は海外にいてお金を持ってる人の言葉じゃない?
日本生まれで日本でしか生活してないし、よそは知らないけど、それでもこの国に生まれて良かったと思う。