約50年もの間逃亡を続けた容疑者が今際の際になって本名を明かした。
数日後の現在容疑者は亡くなったが、最後までその思想に信念を持っていたのだろうか?それが気になる。
容疑者が住んでいたといわれる家の写真を見たが、ボロボロで廃墟のようだった。
私には勝利の宣言だなんて思えない。
逃げ隠れしたあげくのこんな虚しい人生、
後悔があるからこそ最後の最後に声を上げたんじゃないだろうか。
話は変わるけど、
私が中学生になったばかりの頃、イトコが駆け落ちしたらしいことを親の会話から察した。
一ヶ月も経たず、イトコのMちゃんは連れ戻されたのか戻って来たのかわからないが駆け落ちは解決した。
Mちゃんの親は厳しかったし、事件は親戚中に知られ、職場や近所にもバレていたと思う。
そこから見合い結婚するまでの数年間は世間の狭い田舎のこと、辛かっただろうなあ。。。
駆け落ち相手のことを本当に好きだったのだろうか?
家に戻らずにその人との人生もあったかもしれないが、どうなんだろう?
駆け落ちは今もMちゃんの心の傷なのか、後悔なのか、あんがい今となっては笑い話なのか聞いてみないことにはわからないけど、
Mちゃんにはもう孫もいる。
当時の私からすれば20歳を超えていたMちゃんは大人だった。
でも一ヶ月も経たず戻って来た(連れ戻されたのか)Mちゃんの考えは幼かったんじゃないかとも思う。
親の反対を乗り越え、いずれは理解を得て幸せになったかも、、、しれないが、その逆もあり得る。
駆け落ちという負い目、二人で生活していくという現実を乗り越えていけるだけの大人だっただろうか?
ホントのところはMちゃんにしかわからないが、
その人のことは好きでも、行動を起こしてしまった後にまったく迷いや後悔が無かったわけじゃないから、
戻って来た(連れ戻されたのか)んじゃないかと思う。
普通に生きていても間違いや後悔はある、誰だって。
その時はどんな葛藤があっても戻った方がいいんじゃないだろうか。
この人は起こしたことが犯罪だけに簡単なことではないが、、、
でも後悔したその時に戻っていれば、こんな惨めな虚しい生き方を最後までしなくて済んだんじゃないかと哀れに思う。