永田町駅の長いエスカレーターに乗ると思い出すこと

2024/03/08

日常

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先日永田町駅の長~いエスカレーターに何年かぶりに乗った。

その長いエスカレーターに乗った時にいつも思い出すことがある。

昔半蔵門線の車内に座っていて、そろそろ永田町駅に到着という時に、ふと頭を上げたら向かい側に座っていた初老の男性と目があった。


あっ、あの人、テレビで見たことある、、、元検事の河上和雄氏だった。


テレビで見ていてもやさしいとかにこやかという印象はなく厳しそうな感じだったが、実物はそれ以上に眼光鋭く、目が合ったら視線をはずせなくなるくらいの人だった。


持ち物は小さな、中身が何も入ってないようなぺちゃんこの伊勢丹の紙袋がひとつだけ。


スーツ姿で身を乗り出すように座席に座り、辺りに視線を走らせている姿はサラリーマンの雰囲気ではなく、(知らなかったら)何?このイライラしてる気の短そうなオヤジ、という印象だった。


河上氏は永田町駅に着くや否や車両を飛び出し、エスカレーターには乗らず、長い階段を駆け上がっていった。しかも二段飛ばし。どちらかと言えば小柄なその人が、ガニ股でがむしゃらに猿のように飛び跳ねて行く姿をあ然として眺めた。(今はその階段は無い)


検事ってもっとエラそうで頭だけで仕事してるイメージがあったから、軽々とした身のこなしというか機敏な動き、体力にびっくりした。


当時何歳だったんだろう?50代後半?60代だったのかなあ?


とにかく、おじさんであんなに素早く階段を駆け上がっていく人を見たことがなかったから強烈に印象に残った。


それから何年経ったのだろう。河上氏は歌手の千葉紘子さんと結婚した。

当時72歳と61歳の結婚だったそうだ。


河上氏は数年前に奥さんを亡くし再婚だった。仕事を通じて知り合ったのがきっかけではないかといわれている。


河上氏の人柄はわからない、画面で見るだけの人だし。


でも眼光鋭く、厳しそうなあの人が、しかも72歳で先のことなんてどうなるかわからない年齢なのに人を好きになる感情があって結婚したというのはすごく意外だった。


目があったらウソがつけないくらい怖そうではあるが、実際は硬派でやさしい人だったのかな。


いや、千葉さんが世話をしたい、見てあげたいと思ったのかな。


老後のことを考えたら最後は誰かに託したいと思ったのかもしれない。


どちらにせよ年老いても人を好きになる気持ちはあるってことだ。


素敵だね。


私もこの先そういう気持ちは残るのかなあ。


と、永田町駅の長~いエスカレーターに乗るたびに、思い出すんですよ(笑)


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