最近「ストリートピアノ」の動画にハマっている。
公共の場に設置された誰でも弾けるピアノに突如プロが現れ奏でると、たちまち人々が足を止め、引き寄せられ魅了される。
これはその「ストリートピアノ」を弾く有名なプロピアニストのひとり「よみぃ」さんの動画だが、香港のアニソンイベントにオタクとして飛び入り、最初は身分を明かさず、ドッキリを仕掛けるという演出だが、ほんと素晴らしい。
私はクラッシックは全然わからないし、ピアノを弾く技術、その何がどう優れているのかもわからないけど、すごく感動した。
ピアノという楽器を発明した人もすごいし、それをこうやって弾く人の技術、感性もすごい。そして楽器の種類を問わず、演奏っていうのは言語や人種を超えて人の心を通わせる、感動させられる。
この動画のバイオリン奏者は本業ではないらしいのだが、即興で流れるような悠々とした音色の演奏は聞き惚れてしまう。特にこの楽曲にはバイオリンが合う!流れるように、でもちょっと切ないような、初めて聞く曲なのにもう忘れられなくなる。
アニメだろうがポップスだろうが、ロックでも何でも素晴らしいものは素晴らしい。
プロの人たちがいろんなところで弾いている「ストリートピアノ」、たくさんの動画の中でも私は言葉が通じない海外の街や駅で演奏しているのを見るのが好きだ。
そのひとつ「菊池亮太」さんのパリのモンパルナス駅での演奏は素敵だった。菊池さんがピアノの前に座り弾き始めると、横に座っていた男性がそれを見てほほ笑む。
そしてピアノに合わせて歌い始めた。
これがもーすごく上手い!コラボか?というくらいの見事さで男性も熱唱する。その横で男性の奥さんはもくもくと弁当を食べていて時折うっとうしそうにチラリと彼を見る。その隣には乳母車で爆睡中の赤ちゃん。そして食べ終わるや「あなたいいかげんにしなさいよ」とばかりに男性をどつくのだが、熱唱は止まらない。
楽器の中でもピアノはひときわ華やかな音を放つ、指や腕の動きだけでも目が離せなくなる。