狭い行動範囲の生活が続いていて気が滅入る。
帰省した時にあちこち連れていってもらっても何かを見る、やるには歩くのが必須だから足の痛い私には正直なところ楽しくはない。
なせいか、最近車中泊の動画をよく見るようになった。
「たつおと海子」という30代のカップルが日本各地を車中泊で楽しんでいる動画だ。
行く先々で釣りやサーフィンを楽しんでいる。
↑これは最新の動画で乗ってる車は小さい方だ（車音痴なので車種とか覚えられない）車は寝泊りはもちろん調理も出来るキッチンがついている。
釣った魚を調理するのはもちろん、その土地の名産品や食材を使って海子さんが作る料理はどれも美味しそう。極狭なキッチン、水、道具を工夫して使っているのが素晴らしい。
この動画の魅力のひとつは、たつおのしゃべりにあると思う。のんびりしたしゃべりがほんわかして心地良い。
実際たつおはお酒が好きで、行く先々の酒蔵でお酒を購入、車中飯が出来上がるのが待てずひとりビールやお酒を開け、口にしては「くぅ～」とか「か～っ」とか（「パ～ァ」の時もあったな）声を発する様がわかっていてもおかしい。
もうひとつは、海子さんの美しさだ。手足が長くすごくスタイルが良い。この動画の中に海子さんがいるのといないのとでは全然違うと思う。
釣りを楽しむにしてもいろんな道具があるんだということも知った。ＳＵＰ？というカヌーみたいな物（折りたためる）やそれに空気を入れる機械、エンジン、釣り竿やたくさんのルアー、魚を入れるバケツや網、ウェットスーツ、ゴーグルとか、それも二人分を車に積んでいる。
それらの遊び道具を詰め込み、車中泊も出来るよう車の中をDIYして工夫はしてはいるが、限られたスペースの中、常に生活用品を整理整頓しとかなきゃいけないし、食べたり寝たり、次の動作するには都度物を動かしたりしなきゃいけない。
海で使う遊び道具にしても組み立てたり、使った後は水で洗ってきちんと元の位置に片付けなきゃいけない。
私だったら想像しただけでキーッっとなって狭い空間に二人でなんて居られないね。
二人の生活スタイルが一致してるからこそこういう生活が出来るんだろうね。
そもそも私はひとつ屋根の下で誰かと生活を分かち合う、なんて出来ない（だからおひとり様なのだが）
ましてや極狭な空間で一緒に寝るなんて無理、想像が出来ない（笑）
私はインドア派だからいろんな所に行ってあーしたい、こーしたいというのも無いんだけれども、それでもこの動画で日本各地の風景やその土地の様子を見られるのは楽しい。
有名な所ではない、人が普通に暮らしている土地の名もないような海の青さ、山の緑が本当に美しいと思う。
もし私が20代に戻れたら、車中泊ではないにしろ、自分の好きなことをして暮らせたら良かったな、ずーっとではないにしてもそういう時期があったら良かったな。
私は都会で夏は涼しく、冬は暖かくこもって暮らしたい。そう思う一方で窓からすぐ海が見えたり、緑の木々に囲まれている暮らしにも憧れはある。
